栃木県内多くの小学校では17日、卒業式が行われました。佐野市では、3月で閉校する氷室小学校の最後の卒業生たちが、学び舎から巣立ちました。

 佐野市の氷室小学校では、児童数の減少などにより3月で43年の歴史に幕を下ろします。

 この学校最後の卒業生は4人。在校生と保護者それに教職員らが見守るなか、式典に臨みました。卒業証書を受けとった卒業生一人ひとりに、担任の先生がメッセージを贈ります。

 続いて、卒業生と在校生が、それぞれの思い出を胸に言葉を贈り合いました。

 多い時には140人ほどいたという全校児童も現在は17人。しかし、最後の校歌斉唱では人数の少なさを感じさせない堂々とした歌声が体育館に響きました。

 卒業生と在校生は、来年度から市内に新設される葛生義務教育学校に通うことになります。