新幹線の開業を1年後に控える福井県の魅力を知ってもらおうと、特産品などを集めた催しが宇都宮市内で開かれています。

 JR宇都宮駅西口にある商業施設トナリエ宇都宮で開かれている福井県の物産フェアです。会場には海産物など自慢の品が80種類ほど用意されました。福井県にも待ちに待った北陸新幹線が延伸し、来年の春には敦賀まで開業します。これにより宇都宮から福井までが3時間ほどでつながることから、魅力を知ってもらい観光をはじめとした交流の促進につなげようと催しが開かれています。

 福井には越前ガニをはじめ、おいしいと評判の品は数多くありますが、曹洞宗の大本山、永平寺があることから精進料理として油揚げなどが親しまれてきました。会場には日本一分厚いという油揚げや初雪のようにふわっと溶ける水羊かん、サバの棒寿司などが並びます。さらに生産量が日本海側で一番という梅を使った商品もあります。

 また、国内で発見された恐竜の化石のうち、約8割が福井で見つかっていることから恐竜王国とも呼ばれていて、フィギュアなどの恐竜グッズも販売されています。福井の魅力が詰まった物産フェアは3月22日までトナリエ宇都宮で開かれています。