宇都宮市内の多くの小学校で16日に卒業式が行われました。それぞれの学校で思いのこもった式典が開かれる中、戸祭小学校では市内の専門学校の学生によるサプライズが用意されていました。

 卒業式が始まる約1時間前の午前9時、卒業生が続々と登校してきました。児童が教室に入ると、目の前に広がっていたのは色とりどりのチョークで描かれた黒板アートです。卒業生をサプライズでお祝いしようと宇都宮メディア・アーツ専門学校に通うビジュアルデザイン科の学生8人が制作しました。

 式典前日の限られた時間で6年生の4クラス全ての教室に異なるデザインの作品を仕上げました。黒板アートを手掛けた学生によりますと、「小学校の思い出に残るものを描いて卒業生が見て楽しめるものを作品にした」ということです。

 戸祭小学校の卒業生119人は黒板アートのサプライズを思い出の一ページに加えて、6年間の小学校生活を締めくくりました。