那須烏山市は、公共の建物などを整備する際に地域の木材を積極的に活用しようと、栃木県内の木材団体と協定を結びました。

 那須烏山市役所の南那須庁舎で行われた8日の締結式には、那須烏山市の川俣純子市長と県木材業協同組合連合会の東泉清寿理事長が出席し、協定書に署名を交わしました。協定の締結は、足利市に次いで2例目です。

 協定では、連合会は市が公共の建物を整備する際、県産の木材を積極的に活用できるように技術支援や情報提供などを通じてカーボンニュートラルの実現や地域活性化に貢献していくとしています。

 市は現在、認定こども園の建設を検討していて、連合会では建設に使う県産の木材をすでに大型トラック15台分ほど確保しているということです。

 川俣市長は、「市内で生産された材木の利用に対する市民理解の醸成を図り、地域材の積極的な利用に努める」と述べました。