WBC奮闘チェコ、日本戦で記録的熱狂 野球中継では「国史上最多の視聴者数」...国営TV解説者明かす
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)1次ラウンドプールBで日本と対戦し、ひたむきなプレースタイルなどが話題を呼んだチェコ代表。チェコ国内でも、今大会は記録的な盛り上がりを見せたようだ。
チェコ国営放送「チェコ・テレビ」で解説者を務めるロバート・ザルバ氏はツイッターで、2023年3月11日に行われたWBC日本戦が、野球中継としては同国のテレビ史上最多の視聴者数を記録したと伝えた。
「チェコの野球は、名誉ある世界のエリート入りを果たした」
チェコ代表は同国出身の選手を中心に、メジャー経験のあるエリック・ソガード選手などアメリカ出身の選手も参加した。1次ラウンドでは中国に勝利する健闘を見せ、日本やオーストラリア相手にも一時は善戦。通算1勝3敗となりプールB4位で敗退したものの、次回大会の本戦出場権を手にした。
「チェコ・テレビ」スポーツ部門のチーフコメンテーターを務めるザルバ氏は13日、今大会の中継の反響についてツイッターで報告した。初戦となった10日の中国戦は現地時間朝4時(日本時間12時)の試合開始だったにもかかわらず、累計で39万人が試合を視聴したと説明。そして、現地時間11時(日本時間19時)の試合開始だった11日の日本戦では平均24万人、累計84万人が視聴したとし、「野球中継ではわが国のテレビ史上最多の視聴者数」だったと伝えた。
「チェコ・テレビ」スポーツ部門の公式ツイッターはザルバ氏の投稿をリツイートし、記録的な野球人気であることを拡散。同局でコメンテーターを務めるミハル・ドゥシーク氏も13日、ツイッターで「チェコの野球は、名誉ある世界のエリート入りを果たした」とチェコ代表の奮闘を称えつつ、「土曜日には視聴記録を打ち立てました。日本との試合は、平均24万人の観客に見守られました」と伝えた。