【農家直伝】皮も種も白いワタも捨てちゃダメ!?フードロスゼロ「レモンジャム」…からの″お湯割り″が耐寒最強な件

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レモンの絞り汁以外の「皮」や「種」、使わずに捨てることが多いですよね。ところが!農家から教えてもらった「レモンジャム」は、皮に種、白いワタまでとことん使うフードロスゼロの驚きレシピ。しかも、お湯割りにするとポカポカ体を温めるドリンクにもなるんです。ちょうど寒くて風邪引きそうだったので…さっそく作ってみよっと♪

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レモンは通年スーパーで見かける果物ですが、国産レモンの旬は冬。まさに今ですね!

今回のレモンジャムは佐賀県の農家から教えてもらったレシピですが、佐賀県はレモンの出荷量が全国でも上位。県内のレモン栽培は半世紀近い歴史があり、9月ごろから冬にかけて出荷が本格化するそうです。

国産レモンは安全安心な栽培方法で皮まで食べられるので、消費者から根強い人気があるそう!
おいしそうなレモンを使って、さっそくレモンジャムを作っていきましょー♪

材料(作りやすい分量)
レモン(国産)…300g
グラニュー糖…140~185g(※)
蜂蜜…100g

※グラニュー糖の分量は、レモンから皮の白いワタと種を取り除いた分量と同量になります。



作り方
1. レモンの皮を薄く剥き、千切りにする。果肉からはワタを削ぎ取って、種も取る。



レモンの皮はよく洗って使います。
ちなみに、レモンの皮が緑色なのは収穫して間もない証拠だそうですよ!



皮は、ピーラーより包丁のほうが薄く剥きやすいです。わたしは包丁を使い、お手伝いしてくれた息子はピーラーを使いました。



ワタは剥きづらいので包丁で。果肉ギリギリに削ぎとるのが難しかったですね~。ワタが少し残っても大丈夫!結果的にはすべて煮てしまうので気にしません。この時点で部屋に爽やかな香りが広がります♡

2. 果肉、皮、ワタ、種の4部位に分け、ワタと種はだしパックに入れる。



果肉についている薄皮は?と一瞬悩みましたが、薄皮ごとイン!煮ているうちに果肉と薄皮は離れるので、薄皮が気になるときはその際に取り出してもOK。もちろんそのまま煮ても問題ありませんよ~。





ここでグラニュー糖の量を調整するため、果肉と千切りにした皮の分量を計りました。
果肉が100g、千切りにした皮が40gだったので、グラニュー糖は140gにします。

3. 鍋に千切りにしたレモンの皮と水(分量外)をかぶるくらい入れ、中火で1分程度ゆでる。これを3回繰り返し、ゆで汁は捨てる。



ゆでこぼす作業なので、水は適量です。しかし、捨てるのがもったいないくらいきれいなレモン色。3回目ではゆで汁の色も初めより薄くなってきました。

4. 鍋に3の皮と、果肉、だしパックに入れたワタと種を入れ、中火でアクを取りながら10分弱火で煮る。煮ているうちに水分が出てくるが、少なかったら水を100ml(分量外)くらい加える。



今回は水を100ml追加。それでひたひたな感じになりました。

5. だしパックを取り、グラニュー糖を全体の1/2量加え、弱火で20分煮る。





水分がだいぶなくなり煮詰まってきました。

6.残りのグラニュー糖を加えて混ぜて、さらに蜂蜜を入れ、つやが出て少しとろみが付くまで10分煮詰めたら完成。



蜂蜜を入れるとつやが出ました!きれいな琥珀色にうっとり。





かき混ぜるととろみが十分付いていたので、今回は煮る時間を7分にしましたが、それでも少々煮詰めすぎたかも!?

火を止めた後にもとろみがついてくるので、少しサラサラかな?と思うくらいで火を止めても良いかもしれません。
蜂蜜を入れたあとはこまめに様子を確認しましょう!

お湯割りで…ぽかぽか体が温まる~



まずはヨーグルトにかけていただきました。



ふわっとレモンの香りが口の中に広がります。甘酸っぱさとほろ苦さのバランスがとても良いです。わたしは果肉感を感じられるジャムが好みなので皮をそこまで細かく切らなかったのですが、そのあたりもお好みで♪



ジャムとして以外にもいろんな用途に使えるのでは?と思って、お湯で割ってホットレモネードにしてみました。これが大当たり!レモンの風味とすっきりした甘さで、温かさが体にじんわりとしみわたります。これは冷えた体に効く~♡ビタミンもたっぷりなので、今の季節、本当におすすめです!



紅茶に入れてレモンティーにしてもおいしかったです。最後、鍋に残ったジャムがもったいないので、鍋に牛乳を入れて温め、よく混ぜて子どもに出したら…一瞬で飲み干すほどのお気に入りドリンクに!



「ワタなし」のジャムにも挑戦!どれだけ風味が変わる!?

ちょいアレンジレシピも試してみました!レモンを丸ごと使うと、絶妙なほろ苦さがたまらないジャムに仕上がるんですが、ワタを抜いたら、甘みを追求できるのでは?と思ったんです。

というわけで、ワタは入れず、果肉、千切りにした皮、種だけで作ってみました。



種は今回お茶パックに入れず、後から取り出すことにします。



グラニュー糖の量も同じように、レモンから皮のワタと種を取り除いた分量と同じにします。今回は果肉120g、千切りにした皮40gなので160g使いました。



ときどきアクをすくいます。



蜂蜜を入れて最後の煮詰めるところでは、10分経ってもまだ水っぽさがあったのでさらに3分煮詰めました。火を止める段階ではまだサラサラしていましたが冷えるとちょうど良いとろみがつきました。ペクチンの量の違いが関係していそうです。
種はスプーンですくいだします。

さてお味は…?



レモンの風味はしっかり感じさせつつ苦味がほとんど感じられません。
お子さんや苦味がちょっと…という人におすすめです!
とろみは、ワタなしのジャムのほうがゆるめに仕上がりました。



右がワタなし、左側がレシピ通りでつくったジャム。左側のジャムの色味があめ色なのは煮詰め過ぎてしまったからでしょう...。
大きな違いは「苦味」があるか(ほぼ)ないかだと思います。カレーの甘口・辛口のように、ジャムも大人向けと子ども向けに半量ずつ分けて作っても良いですね。

使わなかったワタはおやつに変身!

アレンジレシピで余ったワタ、何か活用できないかなぁとネットで調べたらおいしそうなレシピ発見!ジャムを煮ながら簡単に作れました。

材料
国産レモンのワタ…適量
グラニュー糖…適量
オリーブ油…大さじ1

作り方
1. オリーブ油をひいたフライパンにワタを入れ、焼き色をつける。カリッとさせたい場合は少し多めに油をひく。



2. グラニュー糖をふりかけ、両面に砂糖がまぶされたら火を止めて完成。 



さぁ、お味はいかに…?



あ、おいしい…!カリッとしていて、たとえるならさつまいもチップスのようです。



もう少し甘みが欲しかったので、グラニュー糖をまぶすと食べやすくなりました!
ほろ苦さはありますが、あまり気になりません。子どもたちも何の抵抗もなく食べていました!

ワタは厚さも大きさもまちまちですが、できるだけ薄いほうがチップスに近づきます。ぜひお試しあれ!

レモンはお肉や焼き魚に絞るくらいしか使っていなかったんですが、こんなに隅々まで使える果物だとは…今回初めて知りました。種も使えるってすごいですよね~。いろんなアレンジができるので、国産レモンでぜひ作ってみてくださいね♪

※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。