嵐・二宮和也、TOKIO国分太一を「師匠」と仰ぐ裏にあった「これだけの縁」

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 嵐のメンバーでも特に私生活を明かさないのは、二宮和也だろう。独身時代からゲーマーであることを理由に、オフは当然のことながら、撮影の合間にもゲームを手放さないことを公言。これを盾にして、私生活はゲーム三昧で、人付き合いは控えめというイメージを植えつけてきた。

 ところが、結婚後にリア充であったことが判明。ドライブや婚前海外旅行に行っていたことが明らかになった。21年3月に、第1子となる女児の誕生を発表。22年11月、第2子の女児が産まれたことも明かし、嵐唯一の2児のパパとなっている。

 4人家族の大黒柱だが、パパとしてのもうひとつの顔は徹底して見せない。SMAP勃興期の木村拓哉がそうであったように、私生活は独身たらんとする言動をふるまう。その木村と偶然にも同じく、2人の娘を育てる立場となった今、双方の距離はさらに縮まったと推測される。

 木村というスーパースターの陰に隠れているが、二宮にはもう1人、「おっしょさん」(師匠)がいる。やはり2児の父であるTOKIOの国分太一だ。嵐とは、「USO!?ジャパン」(TBS系)でレギュラー共演。国分は所長という肩書のMCで、嵐ら後輩たちは調査員メンバーという立場だった。国分がソロで司会をしていた「ザ少年倶楽部プレミアム」(NHK BSプレミアム)でもたびたび共演しており、公私ともに知る間柄だ。

「両グループのルーツが日本テレビの深夜枠だったという共通項が大きいでしょう。TOKIOの名を世に広めることとなった『ザ!鉄腕!DASH!!』は、日テレ深夜枠でスタート。満を持してゴールデン進出になった後、その枠に入ったのが嵐の番組だったのです。国分は、TOKIOの源流といえる深夜枠をとても大事にしていたので、後輩に譲るというステップアップに、当時はとても複雑そうでした」(テレビ誌記者)

 当時の嵐は、あか抜けていなかった。そのうえでバラエティの基礎がまったくできていなかったため、国分から「あんなダラダラやってるんだったら、あの枠、返せよ」とお叱りの言葉を受けたことも。

「結果的に、嵐も日テレ深夜枠で改題に改題を重ねてなんとか数字を持てるようになって、『嵐にしやがれ』となってゴールデンに進出。土曜日の嵐、日曜日のTOKIOとしてお茶の間に定着しました」(前出・テレビ誌記者)

 嵐が活動を休止してから「嵐にしやがれ」の枠は、櫻井翔が単独MCの「全国ご当地ニュースバラエティー SHOWチャンネル」にリニューアル。今年1月期ではその後の22時スタート枠で、櫻井主演の連続ドラマ「大病院占拠」が放映中。櫻井ざんまいの2時間コースとなっている。

 嵐はTOKIOと20年来の付き合い。なかでも、2児のパパという共通縁がある二宮と国分には、濃密な交流があったのだ。

(北村ともこ)