草なぎ剛、「罠の戦争」で熱演した糾弾シーンにSMAPファンが溜飲を下げたワケ

写真拡大

 草なぎ剛主演のドラマ「罠の戦争」(フジテレビ系)の第3話が1月30日に放送され、鷲津亨(草なぎ)と犬飼孝介(本田博太郎)の早すぎる直接対決に視聴者からは驚きの声が上がっている。

 このドラマは、命懸けで尽くしてきた政治家・犬飼孝介に裏切られた議員秘書・鷲津が知略を尽くして罠を仕掛け、悪しき政治家を失脚させるリベンジエンターテインメント。第3話では、鷲津が政策秘書に昇進。息子・泰生を突き飛ばした犯人を探すために運転手の牛尾に接触するも、そのことに気付いた犬飼は派閥の会合に亨を帯同して、亨を“恩を仇で返す人間”として糾弾する。

「亨が犬飼に対して『力があるから、特別だから、弱いやつを黙らせるのも踏みつけるのも当然の特権だと思ってる。だけど、取るに足らない秘書にも、運転手にもそれぞれ大事なものはあるんです』と肩を震わせ訴えかける草なぎの演技にファンは大興奮。草なぎのこれまでの境遇と照らし合わせた視聴者もいたようで、ネット上には『ドラマの役としてだけではなく、本人がこれまで受けてきた様々な理不尽に向けられたもののように思えた』との声も見受けられました」(芸能ライター)

 昨年12月に発売された「文藝春秋」2023年1月号に、番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)の放送作家を務めた鈴木おさむ氏が執筆した小説「20160118」が掲載されている。そこには2016年1月18日に放送された「SMAP×SMAP」におけるメンバーによる謝罪会見の“真実”が克明に記されている。

「この会見ではSMAP解散報道を巡り、メンバーの5人が番組『SMAP×SMAP』の中で謝罪。そして鈴木氏の小説では、特に草なぎは直前に事務所の圧力によって、『今回、ジャニーさんに謝る機会を木村くんが作ってくれて、今ぼくらはここに立てています。5人でここに集まれたことを安心しています』というコメントを言わされ、苦渋の思いをしたと推測できる記述が出てきます。そうした“悔しさ”を吹き飛ばすような今回の演技。ファンでなくても鳥肌が立ちました」(女性誌記者)

 今作でSMAPファンが溜飲を下げる場面に、まだまだお目にかかれそうだ。

(窪田史朗)