旅行でお土産を買うなら、地元の人に親しまれている「スーパーマーケット」がおすすめ。価格は安いし、コンビニよりも品数は多い。長年、国内外のスーパーでお土産を調達してきた筆者が、今回は【沖縄・石垣島編】を紹介する。

沖縄県の中で、沖縄本島の次に大きな島が「石垣島」である。県内とはいえ、飛行機で1時間ほどかかり、距離的に台湾の方が近い。石垣島にあるスーパーマーケットは「サンエー」「かねひで」「マックスバリュ」で、その他は個人商店になる。

個人商店は、地元の人々が愛用する場所。ここでもローカルなお土産は見つかる。種類はあまり豊富ではないが、島民の生活ぶりを垣間見るのにはよい。

石垣島を代表するご当地モノといえば「ゲンキクール」だろう。60年以上もの歴史ある乳酸菌飲料で、ゲンキ君のグッズまである。小さいサイズはすっきり飲みやすい。コンビニでも売られている。

石垣島でもう1つのドリンク、「飲む玄米」もおすすめ。島民の健康ドリンクで、とろりと甘い、お餅が溶けたような独特の味わい。牛乳アレルギー、大豆アレルギーの人も飲むことができる。ぜひ一度ご賞味あれ。

石垣島で食べる沖縄そばは「八重山そば」と呼ばれる。太麺、豚骨スープ、味付き三枚肉、かまぼこの組み合わせが定番だ。

その八重山そばを揚げた「石垣島そば菓子」は常温商品で、おみやげにお勧め。カリポリ食感がハマる。そば味のほか、コーヒー味、八重山諸島を代表するスパイス「ピパーチ」味もある。

誰しも懐かしい味わい「塩せんべい」も、石垣島の特産品。沖縄の伝統的な駄菓子である。米でなく小麦粉を使って作られている。塩せんべいはあっさり塩味。やや油っぽいのも特徴だ。

沖縄ならではのお菓子、「さーたーあんだぎー」も欠かせない。スーパーでも、何種類も売られている。

おすすめは、石垣島で製造するメーカーの商品。けっこう日持ちするのもいい。味もいろいろある。

石垣島の伝統銘菓といえば「くんぺん」であり、琉球王国御用達、献上されていた伝統菓子である。漢字だと「薫餅」(くんぺん)だ。島の老舗「宮城菓子店」が今も製造する。いりごまの香ばしさ、ピーナッツ餡が特徴だ。

もう1つ、「生くんぺん」もある。くんぺんとの違いは、餡に豆乳を使い、さらにもっちり生地であること。オリーブオイルや沖縄の海水塩にもこだわっているという。通常のくんぺんより甘みがやや強い。

くんぺんも、生くんぺんも、スーパーで個包装が売られている。箱入りと分け、家庭用に買うのもいい。

「石垣の塩」も、定番のお土産。八重山諸島で生産される塩は全国で人気が高い。

特にこの商品は、サラサラ質感仕上げの100%石垣島産焼塩タイプ。甘み、やさしい味わい。サラダやゆで卵などに使う、特に美味しい。価格もリーズナブルである。

石垣島には、沖縄本島とは違う特産品がある。ぜひ現地でチェックしてみてほしい。

【沖縄・石垣島にある主なご当地スーパー】
■サンエー https://www.san-a.co.jp/
■タウンプラザかねひで https://kanehideshj.com/
■マックスバリュ(イオン琉球) https://www.aeon-ryukyu.jp/store/

ご当地スーパーでローカルなお土産探し! 【沖縄編】

(Written by トラコ)