第2セット途中、大山に代わりコートに入る落合真理(右)

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 ライバル韓国に3−0とストレート勝ちし、連勝を飾った柳本ジャパン。しかし柳本監督は「日本チームの進化」を説き、結果以上に内容を重視する姿勢を示した。第2セットから途中出場して流れを変えた、“新ヒロイン”落合、代表デビューした小山ら新戦力の活躍にもしっかりと手ごたえを掴んでいた。

落合真理のコメント
途中から入って、最初は緊張しましたが、1本決めたとき、吹っ切れました。

柳本監督のコメント
韓国は世代交代を図っているようだが、基本的にスタイルまでは変わっていない。対して日本チームは進化しなければならない。試合の中身にこだわる必要がある。落合、小山など、予選を通じて、交代選手は持ち味を発揮してくれる。明日もいい状態でできればと思っている。

 − 第2セット途中で大山から落合に変えたが?
韓国はブロックが高くなっていると思う。ブラジル戦(18日)でもレフトに三枚付いていたので、大山はリズム的に苦しめられると思っていた。落合に代えて、いい流れになったと思う。

 − 大山について
大山にしか出来ないリズム、バレーがある。相手は緩急をつけて、そのリズムを崩してくることがある。それによって大山を外したりしたい。

 − 代表デビューした小山に求めるものは?
まず、自信をつけてやりたい。身体能力、バレーセンスは高いものを持っている。あとは場数を踏めばいい。今日は、ステップアップする上で、いい一本(代表デビューで初ポイント)になった。

 − 明日、大山の起用は?
現時点では、大山をスタメンで使う考えでいる。

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