仕事が忙しくて夜遅くまで作業をしてしまったり、夜型の生活を続けていると睡眠時間が少なくなってしまったりすることも……。今回はそんな「睡眠不良」をリカバーしてくれる気功を学びます。気功のレクチャーは、鍼灸院「アキュサリュート高輪」院長の瀬尾港二先生。イラストはお笑いコンビ蛙亭の中野さんです。目次夜更かしの翌日に!少ない睡眠時間をリカバーする気功デザイナーやイラストレーターなど、クリエイターはついつい夜遅くまで仕事をしてしまうということも多いはず。夜更かしした翌日に朝早くから用事があると、睡眠時間が必然的に短くなってしまいます。そんな時も気功を使って心と身体を動かしましょう。今回ご紹介するのは、睡眠不良をリカバーする2つの気功「左右開弓(ズォヨウカイゴン)」と「開闊胸懐(カイクォションホワィ)」。どちらも胸を開いて呼吸をしやすくし、身体の中に酸素を取り入れることで集中力を高めます。このふたつの気功は続けて行うのがおすすめです。 睡眠不良をリカバーする気功その1「左右開弓」■左右開弓(ズォヨウカイゴン)(1)足を肩幅に開き、両手を胸の前に持ち上げ、手で軽く三角を作るような姿勢をとる。(2)左側を見ながら肘を上に持ち上げ、手は軽く握るような姿勢に。(3)肩甲骨をギュッと引き寄せるようにしながら、後方に肘を下げる。(4)肩甲骨を引き寄せて胸を開いたら、ふっと力を緩めて(1)の姿勢に戻る。(5)今度は右側を見ながら同様の動作を行う。左右2回ずつ繰り返し行う。 睡眠不良をリカバーする気功その2「開闊胸懐」■開闊胸懐(カイクォションホワィ)(1)足を肩幅に開き、体の前に腕を伸ばして左手を上にして両手を重ねる。(2)肘を真っ直ぐにしたまま腕を上に伸ばす。(3)手が頭上まできたら両手をゆっくりと左右に広げ、左側を見ながら手のひらを上に向けて腕を下ろす。下ろすときは体の後ろ側に腕がくるようにしてしっかりと胸を開く。(4)下ろした腕が30度くらいの角度のとき、手の先をグッと後ろに伸ばしてから力を緩める。(5)同様の手順で、今度は重ねる手を右手に変更し、右側を見ながら同様の動作を行う。(6)左右を繰り返し行う。夜遅くまで仕事をする、夜更かしすることはあまりいいことではありませんが、もししてしまったときは、ぜひ今回紹介したふたつの気功でリカバーしてみてください。