三代純歌と仲本工事さん(ツイッターより)

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 空に雲ひとつない秋晴れとなった10月23日、都内の斎場で仲本工事さんの告別式が粛々と行われた。その前日には通夜も営まれた。志村けんさんが新型コロナウイルスにより急逝して2年半。また1人、ザ・ドリフターズのメンバーがこの世を去った――。

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「仲本さんは10月18日に交通事故で頭を強く打つ重傷を負い、翌19日に急性硬膜下血腫のため横浜市内の病院で亡くなりました。こんな形で逝ってしまうとは残念でなりません」(スポーツ紙記者)

 1965年にドリフに加入した仲本さんは、1969年にスタートした『8時だョ! 全員集合』(TBS系)で国民的人気を獲得。学生時代に励んでいた体操を活かしたコントなどを披露していた。

斎場にかけつけたドリフメンバーの高木ブー、加藤茶

 通夜の日、午後5時を少し過ぎたころ、ドリフのメンバーである高木ブーが車で斎場に到着。その約10分後には加藤茶も妻の加藤綾菜とともに車で訪れて参列した。

「ふたりは、仲本さんとともに残されたドリフのメンバーとして直前まで精力的に活動を続けていました。そんな最中の事故死ですから、ショックは計り知れません。通夜の時点でもふたりの公式なコメントすら発表できていません」(レコード会社関係者)

 通夜では、都内斎場前に大勢の報道陣が集まっていたが、仲本の3番目の妻で長年“事実婚”だった27歳下の演歌歌手・三代純歌が報道陣の取材に対応することはなかった。

「純歌さんは、歌手活動を通して知り合った仲本さんとデュエット曲を出すなどして親しくなり、2012年には都内港区にある『新高輪プリンスホテル』で盛大な式を挙げて再婚を発表。ふたりで目黒区にある自宅を居酒屋にして切り盛りするなど、仲睦まじさをアピールしていました」(前出・スポーツ記者)

 しかし、結婚から10年目を迎えた今年。仲本さんと純歌の異様な関係が取り沙汰されることに。

「今年5月に『女性自身』の報道で、純歌さんが仲本さんと別居中ということが判明。続けて10月に『週刊新潮』の記事で、純歌さんの金遣いの荒さ、借りていた物件の家賃滞納、彼女が飼っていたペットの犬や猫や鳥などを仲本さんの家に残していったため世話が行き届かず、家が荒れ放題のゴミ屋敷化していることが報じられました。さらに、新恋人の存在を匂わせていたことが仲本さんの前妻の娘へのインタビューで発覚しました」(同・スポーツ記者)

『新潮』が純歌に直接問うも、新彼氏の存在や家賃滞納を否定。続けて仲本とは“籍を入れていない”という、これまで公言していたのとは異なる返答もしていた。

「『新潮』の記事が出てから1週間もたたないうちに、仲本さんは事故死。ただ、仲本さんご本人や、夫妻と交流のあった人たちは不仲を否定していましたので、真相は闇の中です」(同・スポーツ記者)

 混迷極まる仲本さんの晩年だったが、通夜は対照的に静かに行われた。

「仲本さんの通夜に駆けつけたのはドリフのメンバーをはじめ、志村さんの実兄である志村知之さんなど、ごく一部。仲本さんを慕う芸能関係者は多数いるのに、誰にも声がかかっていないそうです」(テレビ局関係者)

 その背景には、仲本さんの葬儀の喪主を務める、前妻との間に生まれた長男たち遺族の意向が表れている。

「息子さんは一時、歌手として芸能活動を行っていましたが現在は一般人。芸能界との関わりは、これまでほとんどありませんでした。そのため、ごくごく近しい人だけの家族葬にしたそうです。晩年の仲本さんは、純歌さん絡みでスキャンダル続きでしたから、静かに見送りたかったのでしょう」(芸能プロ関係者)

 一方、この判断を純歌は不服に感じていたという。

「純歌さんの考えは息子さんと真逆で、仲本さんと交流のあった方々をたくさん呼びたかったようです。ただ、正式な遺族ではないため、その意向は反映されなかったみたいですね」(同・芸能プロ関係者)

長男をはじめ遺族も警戒していて…

 純歌には違う思いがあったようで……。

「彼女は葬儀を盛大にすることが仲本さんを送るのにふさわしいと思っていたようです。純歌さんは仲本さん人脈で交流した芸能人を大事にしたかった。ですが、長男をはじめ遺族は報道を通して彼女の怪訝な行動は知っていて、警戒もしていて……。今後、彼女の行動次第では、遺骨や遺産に関して、ひと波乱起きるかもしれません」(同・芸能プロ関係者)

 さよならするのはつらいけど、国民的人気を誇ったドリフとなれば、やはりモメるのは仕方ないのか――。