台風14号の影響で蔚山市内の建物の外壁が落ち、安全対策を取る消防隊員ら(蔚山北部消防署提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

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【ソウル聯合ニュース】韓国の中央災難(災害)安全対策本部は19日、台風14号による被害の状況について、2人のけがが確認されたと発表した。

 慶尚北道、釜山市、蔚山市、慶尚南道で計854人が避難し、19日午後6時時点で719人がまだ帰宅できずにいる。

 施設への大きな被害は報告されておらず、農作物については慶尚北道で337ヘクタール、慶尚南道で92.1ヘクタールの被害があった。

 浦項などでは7065世帯が停電したが、95.8%が復旧した。

 旅客船は78航路で104隻の運航が中止となり、航空便は7便欠航した。列車41本の運行に影響が出た。

 全国に発令された台風に関する警報などは全て解除された。中央災難安全対策本部の非常勤務体制も解除され、風水害危機警報は「警戒」から「関心」に引き下げられた。