今週もヨーロッパにいる日本人選手が活躍しています。

まずシュツットガルトの遠藤航が素晴らしいミドルシュートで今季初ゴールを決めました。日本代表の中心選手でもあり、ドイツの「デュエル王」でもある遠藤は、今やブンデスリーガを代表する選手の1人に成長しています。

遠藤の能力や活躍については何の心配もないのですが、1つだけ気になることがあります。それは休んでいないこと。2021年のオフは東京五輪でプレーしましたし、今年も6月の日本代表4連戦でもすべての試合に出場していました。

五輪も6月の試合も、最後のほうの試合では疲労を隠せなかったと思います。遠藤には時に休養をしっかり取って、コンディションをキープしてほしいと思います。

また同じシュツットガルトの伊藤洋輝も左サイドで安定したプレーを見せていました。1対1の強さや左足のキックの精度など、特長をよく出していてポジションをキープしています。この2人については何の問題もないでしょう。

またシャルケvsボルシアMGは、シャルケの吉田麻也、古巣との対決になった板倉滉の2人がフル出場を果たしています。吉田も板倉も移籍したばかりのチームでしっかりポジションをつかみ出場時間を重ねています。この調子でコンスタントにプレーするのが大切でしょう。

DFで言えば、アーセナルの冨安健洋が途中出場ながら試合に戻ってきました。ケガが長引いていましたが監督からの信頼は間違いなく、今後プレー時間を増やしていくことでしょう。サポーターも温かく迎えてくれていたのは期待の表れです。

そしてプレミアリーグではブライトンの三笘薫がついにデビューを飾りました。後半30分からの出場でしたが、疲れてきた相手をドリブルという武器を十分に生かして困らせていたと思います。

もちろん試合終盤のジョーカーという使い方でも力は発揮してくれるでしょう。ですが今後、プレーをもっと長く見たいと周囲に思わせたのではないでしょうか。今後のさらなる活躍が楽しみです。

日本人選手、今季も活躍しています。毎週楽しみがさらに増えました。