国内唯一の地上戦が行われた沖縄を舞台に宇都宮市出身の沖縄県警察部長、荒井退造などを描いた映画「島守の塔」の公開が5日、県内4カ所で始まりました。

 

映画「島守の塔」は太平洋戦争末期の沖縄で、軍の圧力に屈しながらも苦悩し県民の命を守り抜こうとした兵庫県出身の島田叡知事と宇都宮市出身の荒井退造警察部長、そして懸命に生きようとした沖縄県民の姿を描いた作品です。

 

県内では四つの映画館で5日、公開が始まり、荒井退造を演じた俳優の村上淳さんと五十嵐匠監督が舞台あいさつを行いました。映画は新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影が1年8カ月止まりましたが、沖縄の本土復帰50年の年に公開となりました。

 

映画は宇都宮市のヒカリ座、MOVIX宇都宮、小山シネマロブレ、フォーラム那須塩原で公開されています。