本格的な台風シーズンを前に栃木県と那須町は3日、大規模な水害を想定した情報伝達訓練を行いました。

 

訓練は近年相次ぐ大規模な災害に備えるため、県と各市町が毎年持ち回りで実施。今回は那須町や消防、警察など17の機関から約240人が参加しました。県内にも大きな被害をもたらした2019年10月の東日本台風と同規模の台風が接近し、県内全域に大雨特別警報が出されたという想定で、県庁の災害対策本部には各地から次々と川の増水状況や被害情報が寄せられました。

 

参加者はグループごとにまとめた情報をホワイトボードに書き出したり、自衛隊に派遣を要請したりして本番さながらの雰囲気で災害時の対応手順を確認していました。また、県の幹部らを集めた対策本部会議の訓練も行われ、気象情報や被害状況などそれぞれの機関の活動が報告されました。

 

最後に福田知事が県民に対し、命を最優先に行動してほしいとメッセージを述べました。