【子育て】“愛情不足”も…子どもに悪影響を与えるパパの言動4つ【元保育士が解説】

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子どもは親をよく見ていて、何でもまねしたりします。

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だからこそ、パパが家事に協力的でなかったり、休日にだらだらしていたりすると、子どもに影響してしまうこともあります。

この記事では、元保育士の筆者が「子どもの前で気をつけたいパパの言動」を4つご紹介します。

わが子に悪影響を与えないためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

見ているのはこんなところ!子どもの前で気をつけたい「パパの言動」4つ

1:何でも「ママの仕事」と言う

おままごとでママ役の子が「ご飯にするからテーブルの上を片づけて」とパパ役の子に声をかけたところ、「それはママの仕事でしょ」と言われたことがありました。

その様子を見た筆者は「パパ役の子は自分の家での様子を表現しているのかな」と思いつつ、よく考えてみると、その子は園でも普段から1人だけおもちゃを片づけようとしないタイプでした。

「ママの仕事でしょ」というパパの言葉をうのみにして、「やりたくないことは他の人に押しつけていい」と考えていると受け取れました。

このようなタイプの子は、「一緒に片づけようね」「ママが大変だからお手伝いしよう」とパパが率先して動くことで、自主性や助け合う気持ちが育まれるでしょう。

2:料理にダメ出しする

筆者が保育士をしていた頃、よく「あれも嫌、これも嫌」と言ってあまり給食を食べない子がいました。

心配だったのでママに話してみると「夫が食事をしている時『このおかずは好きじゃない』『味が薄すぎる』といつも不満を漏らすんです」とぼやいたことを覚えています。

パパに感化され、食事に対してネガティブな感情を抱いた結果、子どもが小食になっているのだろう思いました。

ですが、子どもは小さいので色々な面から考えても栄養を取ることはとても大切。

ママが料理を作ってくれたことに感謝して「苦手だけど」と前置きしても「食べてみたらおいしい」とパパが言ってみせれば、子どもも前向きになれるでしょう。

3:だらしない態度

筆者の保育士時代、子どもの服が汚れたので着替えさせたとき、その子が全部脱ぎっぱなしにしたので声をかけたら「僕のパパはいつもこうだよ?」と言われた経験があります。

子どもはパパの何気ない行動をしっかり観察していて「これが正しいやり方」「これが普通なんだ」と思ってしまうところがあると感じました。

子どもは言葉よりも見たものをまねするので、注意が必要です。

親はどんな時も子どものお手本になるよう努めたいですが、かと言っていつも気を張っていると疲れてしまうもの。なので、子どもの悪影響にならないよう気をつけるだけでも効果的です。

4:スマホに夢中になる

「先生!絵を描いたの」「ねえ、見て!」とくっついてくる子がいました。

いつもと違う感じだったので「どうしたの?」と聞くと、「パパがスマホばかりで、お絵かきしても見てくれなかった」と寂しそうに言ったのです。

その表情から、家族だんらんの時間をそっちのけにすることの重大さを痛感しました。

ママが家事で忙しく、パパがスマホに夢中になっていると、子どもは孤立してしまうことも。

こんな風に「愛情不足」と思われる行動を取っていると、少しずつパパに懐かなくなることもあります。

親自身は「聞いていないだろう」と思っていても、意外と子どもの耳には届いているものです。

今回ご紹介したことを参考に、子どもにいい影響を与えられるよう気をつけてくださいね。