2年4か月ぶりに「LCCで豪州リゾート」復活 ジェットスターが成田〜ケアンズ線再開 銀の787
オーストラリア観光、だいぶ行きやすくなっています。
関西〜ケアンズ、成田〜ゴールドコーストも再開へ
LCC(格安航空会社)のジェットスター航空が2022年7月から、成田〜ケアンズ(オーストラリア)線を約2年4か月ぶりに再開しました。成田発の初便が7月21日の夜21時すぎ、成田空港を出発しています。
ジェットスター航空「成田〜ケアンズ線」再開の様子(2022年7月21日、乗りものニュース編集部撮影)。
ジェットスター航空は、日本で国内線の一大ネットワークをもつLCC、ジェットスター・ジャパンと同グループにあたり、日本とオーストラリア間の国際線などを運航しています。
ケアンズは日本からは同社のみが就航する都市で、世界遺産である「グレート・バリア・リーフ」に近いリゾート地として知られています。また、ケアンズからジェットスター・グループによる国内線乗り継ぎで、パースやアデレード、ダーヴィンなどのオーストラリアの地方都市などにもアクセスができます。
同路線では2クラス、335席を配するボーイング787が用いられていますが、ジェットスター航空によると、初便の搭乗率は298人(幼児含む)。90%近い搭乗率を記録しました。「観光の繁忙期であるほか、留学のお客様も多くお乗りいただいている状況だ」ジェットスター航空の横田敏章日本支社長は次のように話します。
今後ジェットスター航空では日本〜オーストラリア路線を順次復便させていく方針。7月26日に関西〜ケアンズ線を、8月2日に成田〜ゴールドコースト線で運航を再開する予定です。
なお、成田〜ケアンズ線の航空券は、同社報道資料などによると、3万8000円から。横田社長は「ジェットスター航空ではサーチャージ(原油価格などによって航空券とは別に徴収する燃油特別付加運賃)は頂いていないものの、いまのところ直近の航空券の価格も大きく値上げはしていません。引き続き、料金の透明性を担保していきたいと思います」とコメントしています。