【MLB】大谷翔平の適正年俸は「100億円超」 価値は「グリフィーJr.&クレメンス超」米メディア
NBCスポーツ「本当の価値は95億円〜102億円だと思う」
投打二刀流で精彩を放つエンゼルス大谷翔平投手の価値について、米メディア「NBCスポーツ」が考察。打者では通算630本塁打のケン・グリフィーJr.、投手では通算354勝のロジャー・クレメンスより優れているとし、年俸に換算して7000万ドル〜7500万ドル(約95億円〜約102億円)の価値があると伝えている。
今月6日(日本時間7日)時点で1704打数、OPS.880、OPS+が134、111本塁打、65盗塁をマークしている大谷。グリフィーJr.は1700打数の時点でOPS.838、OPS+が135、65本塁打、53盗塁だった。大谷が上回っているのが分かる。また、クレメンスが1986年4月29日(同30日)のマリナーズ戦で歴史的な20奪三振完投勝利を飾った時点での通算成績が20勝9敗、防御率3.60、265イニング、239三振、76四球。大谷は現時点で21勝9敗、防御率3.20、264回2/3、333三振、94四球となっている。ほぼ同じイニング数を投げて防御率も奪三振も大谷が上回っている。
大谷のここまでの投球成績は多くの名投手と比較することができ、通算219勝のペドロ・マルティネスやドジャースの現役最強左腕クレイトン・カーショーと比較しても、同じ試合数、イニング数時点での成績では大谷の方が優れているという。
こうした事実から、記事は大谷の価値を換算している。現在の最高年俸はメッツのマックス・シャーザー投手で年平均4330万ドル(約58億9300万円)。大谷は「37歳で2500イニング以上投げているシャーザーと比べて、車でいうとかなり走行距離が少ない」ことなどから「投手として5年、年平均で4500万ドル(約61億2400万円)の価値がある」と記事は主張する。
さらに「35本塁打、100打点、OPS.900の打者として追加で年2500万ドル(約34億円)。加えてその抜群の集客力でプラス。本当の価値は7000万〜7500万ドルだと思う」と、シャーザーをはるかに超える金額になるとしている。その上で「彼を説得して年6000万ドル(約81億6500万円)、5年3億ドル(408億2700万円)でどうだろう」という交渉の仕方を紹介している。(Full-Count編集部)