「よっぽど暑かったんだろう」水田にザリガニが浮いてる... 衝撃写真が約5万リツイート
「ボイルされたザリガニが、田んぼに浮いている」
例年に比べて早くも梅雨が明け、各地が連日の厳しい暑さに見舞われるなか、水田で見かけたザリガニの異変を伝えるツイートが注目を集めている。
「ザリガニが、田んぼに浮いている」
話題となっているのは、茨城県南部で水稲耕作を行うツイッターユーザー・しろえもんさん(@shiroemoon)による2022年6月30日昼の投稿だ。水田を撮影した写真を添付し、
「よっぽど暑かったんだろう ボイルされたザリガニが、田んぼに浮いている エェ...」
と伝えた。茹でたエビのような明るい赤色になった4匹のザリガニが映っている。
また7月1日の同時刻に、田んぼの水温を計測したとツイート。「水深が浅い場所では43℃」「少し深い場所ならば41℃」と報告し、高温の理由を「まだ稲が小さいので、日光を遮ることができず、水温が上昇しやすいのかもしれません」と分析した。
先の投稿は4万9000件以上のリツイートや20万1000件超の「いいね!」を集め、ザリガニの様子に「マジかよ・・・暑すぎんだろ」「えらいことなってる!」といった声が広がっている。ただし、死因については水温上昇による酸欠など異なる見立ても出ている。
反響を受けてしろえもんさんは同日、J-CASTニュースの取材に対し、普段通り気軽に投稿したものとし、「ここまで大きな反響を呼ぶとは全く思いませんでした」と驚きを示した。
写真に映る4匹のザリガニは、発見時、間違いなく死んでいたといい、
「いただいたリプライを読んでいると暑さが直接的な死因ではないようですが、発見時はあまりにも暑い日中だったので、本当に茹だってしまったのかと驚きました」
と感想を述べた。「他の場所でも数匹が同じ状態で水面に浮いていました」とも添える。
例年に比べて「間違いなく熱いと思います」
ザリガニの写真を撮影したのは12時ごろ。なお気象庁が発表しているデータによると、当日、水田がある地域の気温は約34度だった。
発見の経緯を「連日あまりにも暑いので、各水田にたっぷり水を入れようと巡回していた時に発見しました」と伝える。
しろえもんさんによると、水田の水温は例年に比べて「間違いなく熱いと思います」。ザリガニのほか、暑さによる生物への影響は、「私が観察した限りでは、他の生物への影響はなさそうです」とする。具体的には、
「オタマジャクシやメダカ、タニシなどは元気に動いています。ただ、できるだけ涼しい場所を求めて、水流のある場所や水深が深い場所に密集していますね」
と説明した。稲に関しても「影響は分かりませんが、現状では問題なく生育しております」という。
しろえもんさんは今回の出来事を振り返って、「自分も外で作業をする身ですが、熱中症対策を十分に行って欲しいと改めて感じています」と伝えた。