「仕事ください!」動画をアップした宮迫博之(本人のYouTubeより)

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 元雨上がり決死隊・宮迫博之が、6月19日に都内で行われた音楽&お笑いフェス「YATSUI FESTIVAL! 2022」(以下「やついフェス」)に登場した。

【写真】演技派!ドラマ『アットホーム・ダッド』で篠原涼子と共演する宮迫博之

 2019年6月の“闇営業騒動”により、同年7月に吉本興業との契約を解消され、テレビ業界から遠ざかった宮迫。20年1月にYouTuberデビューを果たし、今年3月1日に焼肉店「牛宮城」をオープンさせて以降は、同店関連の業務が中心になっていたとみられるが、「やついフェス」では久しぶりに芸人らしく活躍。

焼肉店の開業を機に変わった風向き

 マスコミ関係者間では「念願のテレビ復帰も見えてきた」とささやかれているという。

「宮迫といえば、吉本を離れた後も“テレビに出たい”とは言っていたものの、雨上がり決死隊の相方だった蛍原徹ら芸人より、ヒカルをはじめとした人気YouTuberとつるむように。昨年8月17日に吉本興業のYouTube公式チャンネルとABEMAで配信された『アメトーーク特別編 雨上がり決死隊解散報告会』をもって、蛍原とのコンビは解消され、業界内では“テレビ復帰はいよいよ絶望的”と言われてきました。そもそも、同番組を『アメトーーク!』(テレビ朝日系)として地上波放送できなかった時点で、吉本側が宮迫を許していないことは明白でした」(スポーツ紙記者)

 そんな宮迫は今春、「牛宮城」をオープン。4月16日付のインスタグラムでは「お笑い怪獣が牛宮城に来てくれました」(原文ママ)と、吉本の大御所芸人・明石家さんまが来店したことを報告。

「同月24日には、やはり吉本所属のFUJIWARAの来店も報告されるなど、『牛宮城』開店を機に、宮迫の“風向き”も変わっていった印象」(テレビプロデューサー)

 なお、宮迫は同月14日、YouTubeに「【芸人宮迫】20年ぶりに大舞台でコントをすることになりました」と題した動画をアップし、「やついフェス」出演を発表していた。フェス主催者であるエレキコミック・やついいちろう直々のオファーで歌の披露と、コントへの参加も決まっており、実際に今月19日の本番では、自身と山口智充のユニット・くずの楽曲「全てが僕の力になる!」(2004年)を歌唱したほか、ボケ連発のコントもやりきった。

 同フェス出演後の宮迫は「東京スポーツ」の直撃取材を受け、さんまとの良好な関係を強調しつつ、自身の芸能活動に関して「お仕事いただければ何でもします。しないといけないこともたくさんあるので必死に仕事くださいということでもなかったりします」と回答したというが……。

ついにテレビ復帰の道も

「最近はすっかり焼肉屋と化していた宮迫も、フェスのステージでは“関係者、見ていてください!”と呼びかけるなどしていたというだけに、やはり“メディア復帰したい”といった思いは抱き続けているのでしょう。

 今月15日にYouTubeで公開していた『【お仕事ください】役者から声優もこなす宮迫のポテンシャルを改めて紹介します』という動画でも、自身が吉本時代に行った俳優業や声優業を列挙し、最後は“宮迫博之にお仕事をどうぞください”とアピールしていました」(芸能プロ関係者)

 芸能の仕事への必死感はないと強がりながら、結局は欲しがっている様子の宮迫。ネット上では「好きにしたらいいけど、役者として起用してくれるような作品があるのか?」と冷めた声も多いのだが、業界内では「あり得る」という見方も。

「まず、映画なら宮迫起用もそこまで難しくないはずです。テレビドラマとなると、やはり吉本が彼を許さない限りは……とみられていましたが、さんまがやたらと宮迫をフォローしたがっていることもあって、吉本側の態度が軟化していると聞いています。吉本との和解も近いうちに実現するかもしれません。

 さんまが何かきっかけを作った時に宮迫が選択を間違えなければ、テレビ復帰をはたせるでしょう。バラエティー番組でも『ロンドンブーツ1号2号』の田村亮が闇営業の件をいじられながらもテレビ復帰を果たしているため、出演の道は十分あると思いますよ」(テレビ誌ライター)

 現在、さんまは『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)や『さんまのお笑い向上委員会』(同)、『週刊さんまとマツコ』(TBS系)、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)といったレギュラーバラエティを抱えているので、宮迫としてはこれらの番組からオファーが欲しいところなのではないか。