燃料高騰の影響で採算悪化、運送業のSEHIRO(大阪)が自己破産申請
関東や九州にも営業拠点を開設して事業を急拡大していた
(株)SEHIRO(TDB企業コード:153008891、資本金1400万円、大阪府門真市下馬伏町2−28、代表有元浩世史氏)は、4月22日に大阪地裁へ自己破産を申請した。申請代理人は小寺史郎弁護士(大阪府大阪市中央区北浜4-7-28 住友ビル2号館1階、フェニックス法律事務所、電話06-4706-1550)ほか2名。
金融機関や取引先にリスケジュールを要請していた
しかしその間、ドライバーの確保などによる経費負担が重荷となるなど収益は低調に推移。新型コロナウイルス関連融資を調達していたものの、2021年11月には取引金融機関や取引先に対し、返済や支払いの猶予を要請していた。その後、減車や人員削減などの合理化により立て直しを図っていたものの、最近の急激な燃料価格高騰で採算悪化に拍車がかかるなか、今回の事態となった。負債は債権者約184名に対し約18億6000万円。