この記事をまとめると

アルファロメオ・ステルヴィオに新グレードの「Ti」が設定された

■ボディ同色のエクステリアミラーハウジングや新意匠の20インチアルミホイールを装備

■あわせて「ヴェローチェ」と「クアドリフォリオ」の仕様も変更した

アルファロメオの高性能モデルに与えられる名前「Ti」

 2018年にアルファロメオSUVとしてラインアップに加わった「ステルヴィオ」。2022年2月には弟分である「トナーレ」も発表され、アルファロメオのラインアップのなかでも存在感を示している。そんなステルヴィオは、デビュー当時よりアルファロメオらしい卓越した運動性能と先鋭的なイタリアンデザインで人気を博してきたが、この度、新たなモデルとして「ステルヴィオTi」の追加が発表された。

 ステルヴィオに新たに加わることとなる「Ti」は、アルファロメオのファンにとってはお馴染みのグレードで、「Turismo Internazionale」の頭文字ををとったもの。これは、伝統的にアルファロメオの高性能モデルに与えられてきた呼称であり、この「Ti」の名前が与えられたモデルは、あらゆる道をスポーティかつ快適に駆け抜けるクルマに仕上げられていた。そして最新の「Ti」であるステルヴィオTiもまた、元来備わっているスポーツ性と上質さをあわせ持つ、グランドツアラーとなっているようだ。

 ステルヴィオTiは、ボディ同色のエクステリアミラーハウジングや新意匠の5ホール20インチアルミホイールなどの採用により、エレガントなたたずまいのなかにフットワークの良さを感じさせるルックスに仕上げられている。

 インテリアには、シリーズで唯一となるグレーオークのウッドパネルやナチュラルレザーシート(前席シートヒーター付)を装備。また、シート色にはブラックの他にも専用のチョコレート色が設定され、ブラック基調のインテリアとのコンビにより上質な空間を演出してくれる。

 その他の装備については、オートハイビーム機能付のバイキセノンヘッドライト、ステアリングヒーター付スポーツレザーステアリングホイール、ナビゲーションシステムなどの快適装備に加え、トラフィックジャムアシストやハイウェイアシスタントシステムなど、先進の運転支援装置も採用されており、快適で安心のドライブも可能になっている。

従来モデルも仕様変更でグレードアップ

 また、ステランティスでは、今回のステルヴィオTiの追加にあわせて、従来から設定されている「ヴェローチェ」と「クアドリフォリオ」の仕様を変更した。これによりステルヴィオの全車がルーフレールレス仕様となり、クーペのようなルーフラインが強調される姿になっている。

 さらにヴェローチェではボディ同色のエクステリアミラーハウジングや21インチに拡大した新デザインのアルミホイールを新採用、リミテッドスリップディファレンシャル(LSD)が新たに搭載されてスポーツ性能も強化されている。

 究極の性能が追求されるクアドリフォリオでは、21インチの専用アルミホイールやブラックテールライト、レザー/アルカンターラステアリングホイール、ホールド性と快適性を両立したスパルコ製カーボンバケットシートなどが採用され、プレミアム性とダイナミック性能が一層強化された。

 追加されたステルヴィオTiはディーゼルモデルのみのラインアップとなり価格は680万円、ヴェローチェはディーゼルモデルが731万円、ガソリンモデルが771万円となる。フラッグシップのクアドリフォリオは1338万円だ。

 弟分のトナーレの登場やステルヴィオの新グレード「Ti」の追加など、ラインアップの充実を図るアルファロメオ。ますますアルファロメオSUVから目が離せない。