第24回亀倉雄策賞・JAGDA賞2022「HIROSHIMA APPEALS 2021」ポスター(出品者:大貫卓也)公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)は、年鑑「Graphic Design in Japan 2022」の掲載作品の選考会を実施。約550作品を入選としたことが発表された。合わせて「第24回亀倉雄策賞」「JAGDA賞2022」「JAGDA新人賞2022」も決定。「第24回亀倉雄策賞」には、大貫卓也氏による平和希求キャンペーンポスターおよび関連制作物の「HIROSHIMA APPEALS 2021」が選ばれている。亀倉雄策賞は、JAGDAの初代会長も務めた故・亀倉雄策氏(1915〜1997年)の業績を讃え、1999年に創設された。「Graphic Design in Japan」への出品作品の中から、年齢やキャリアを問わずに、最も輝いている作品とその制作者に毎年授与されている。2022年度の「亀倉雄策賞」に選ばれた大貫卓也氏の「HIROSHIMA APPEALS 2021」は、「JAGDA賞2022」との同時受賞。「HIROSHIMA APPEALS」は、国内外に向けて“ヒロシマの心”を広く内外に訴える事業として1983年に開始され、JAGDAを代表するデザイナーが毎年1枚ボランティアでポスターを制作している。大貫氏が制作した2021年のポスターは、スノードームに平和の象徴である白い鳩が入っており、一般的なスノードームの中に封入されている“白い粉”ではなく“黒い粉”を封入したビジュアル。AR(拡張現実)が用いられていることも特徴で、AR専用アプリ「aug!」を使いながらスマートフォンをかざすことで動き出す様子も見られる。なお、同時に発表された毎年注目の「JAGDA新人賞」は、1983年に創設され、今後の活躍が期待される39歳以下(10月末日の時点)の有望なグラフィックデザイナーに授与される賞。2022年度は、竹田美織氏(フリーランス)、前原翔一氏(フリーランス)、佐々木拓氏(コクヨ勤務)の3名が選ばれている。「HIROSHIMA APPEALS 2021」ポスターには、AR技術も活用されている公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)
URL:https://www.jagda.or.jp/
2022/02/10