卵に絡めて焼くだけ!15分で「鶏むね肉のしっとりピカタ」【きじまりゅうたさん考案】
昔ながらの洋食メニュー!鶏むね肉のしっとりピカタ【ヘルシー節約ごはん#4】
1月第三週の連載「ヘルシー節約ごはん」では、一食200円(※)&調理時間15分以内、身近な食材を使ったヘルシーごはんレシピを紹介します。第四回は「鶏むね肉のしっとりピカタ」です。
※調味料除く、材料費のみ
「ピカタとは、イタリア由来の料理で、卵は使わず小麦粉をつけた仔牛の肉をバターで焼いたもののこと。日本では、肉に卵をまぶして焼くスタイルで、昔ながらの洋食メニューとして親しまれています。
豚肉を使った『ポークピカタ』がポピュラーですが、今回の『鶏むね肉のしっとりピカタ』は、ダイエット食材にぴったりの高たんぱく×ヘルシー×リーズナブルな鶏むね肉を使います。卵をからめることでパサつきにくくし、しっとりと仕上げられるんです。
付け合わせは旬の白菜に。キャベツだけでなく白菜も、千切りにして生のまま食べるとおいしいんですよ。たっぷりの生野菜でお腹もふくれて、満足感も出ます」
材料(2人前)
※1人前 約200 円、調理時間 約15分
・鶏むね肉(皮なし)……250g (小1枚)
・白菜……2~3枚(1/4サイズほどを2~3枚)
・トマト……1個
・オリーブオイル……大さじ1/2杯
a.小麦粉……大さじ1杯
a.塩……小さじ1/2杯
a.こしょう……少々
b.オリーブオイル……大さじ1/2杯
b.酢……大さじ1/2杯
b.塩……少々
下ごしらえ
卵を割って、溶いておきます。
白菜は繊維と垂直になるように千切りにします。切った白菜は、水にさらしておきましょう。
「白菜は根元を残しながら切ると、バラバラになりません。水にさらすと食感がパリっと、エグみも抜けるので、よりおいしくなりますよ。キャベツの千切りより食感が軽くて、いくらでも食べられます」
作り方
1. 鶏むね肉をそぎ切りにする
鶏むね肉を、6等分のそぎ切りにします。
「最後のひと切れは、どうしても厚みが出やすくなります。できるだけひと切れずつ均等になるように、分厚い部分は切り開いて平らにしましょう」
2. 鶏むね肉に小麦粉をまぶす
ポリ袋に(a)を入れ、鶏むね肉を加えて振り、まんべんなくまぶします。
フライパンでオリーブオイル(大さじ1/2杯)を中火で熱し、2の鶏むね肉をひと切れずつ溶き卵にからめて並べていきます。
焼き色がついたら裏返し、さらに2~3分焼きます。
3. 鶏むね肉を焼きながら、トマトソースのベースを作る
トマトを1cm角にカットします。
ボウルにトマト、(b)を入れて混ぜ合わせます。
4. 焼いた鶏むね肉と白菜を盛り付ける
鶏むね肉が焼けたら、白菜を盛り付けたお皿に移します。
5. トマトソースに火を通して、鶏むね肉にかければ完成!
鶏むね肉を焼いたフライパンに、トマトソースを汁ごと加えてサッと炒め、鶏肉にかけて仕上げれば完成です。
「トマトのフレッシュさを残したいので、半生でサッと炒める程度でOKです」
しっとりジューシー!千切り白菜の食感もたまらない
しっとりやわらかジューシーな鶏肉は、まるで肉のフレンチトースト!卵をからめたピカタならではのおいしさです。
トマトのほどよい酸味と甘みが、肉とよく合います。素材の味を活かしたソースなので主張しすぎず、肉のおいしさを引き立ててくれるんです。果肉たっぷりのトマトソースが加わると、食べごたえはもちろん、見映えもぐっと豪華になりますよね。
やわらかい肉と対照的に、白菜のシャキシャキ食感がいいコントラスト。こちらも、半生のトマトソースをからめて食べてくださいね。