新スマホ「Google Pixel 6・6 Pro」がNTTドコモと楽天モバイルの5Gに対応!

既報通り、Googleは6日(現地時間)、同社が開発・販売するスマートフォン(スマホ)「Pixel」シリーズに提供する新機能「Pixel feature drops」( http://g.co/pixel/updates )の第7弾およびAndroidの月次セキュリティーパッチの2021年12月分を提供開始したとお知らせしています。

Androidセキュリティーパッチの2021年12月分についてはすでに「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」を除く「Pixel 3」以降ではファクトリーイメージも配信開始されているほか、ネットワーク経由による更新(OTA)も配信開始されており、ビルド番号は日本向けを含めて「SQ1A.211205.008」となっています。なお、Pixel 6およびPixel 6 Proに対しては来週より順次提供開始されるとのこと。

またPixel feature dropsの第7弾は今後数週間に渡ってソフトウェア更新およびアプリ配信マーケット「Google Play」における各アプリで順次配信される予定となっています。これにより、Pixel 6およびPixel 6 Proではデジタルカーキーに対応するほか、Pixel 6 Proでは超広帯域(UWB)が有効になるということです。

さらにPixel 6とPixel 6 Proの携帯電話ネットワークは日本向け製品ではPixel 6が5GのSub6、Pixel 6 Proが5GのSubとミリ波(mmWave)に対応していますが、すでに紹介しているように発売時には両機種ともに5Gはau(KDDI・沖縄セルラー電話)回線とソフトバンク回線のみに対応しており、NTTドコモと楽天モバイルは発売後にソフトウェア更新で近日対応予定となっていました。

これに対し、Googleは6日(現地時間)、NTTドコモの5GにおけるSub6とミリ波、楽天モバイルの5GにおけるSub6に対応したと案内しています。なお、楽天モバイルの5Gにおけるミリ波は依然として近日対応予定となっています。また仮想移動体通信事業者(MVNO)の5GについてはSub6およびミリ波ともに対応したとのこと。

ただし、実際にすでにPixel 6とPixel 6 ProでNTTドコモと楽天モバイルの5Gが利用可能となっているかどうかは実機では確認できておらず、タイミングとしては来週に提供開始される2021年12月分のAndroidセキュリティーパッチを含むソフトウェア更新を適用することで対応する可能性も考えられるため、近く実機で確認予定です。


Pixel 6およびPixel 6 ProはGoogleの「Pixel」シリーズの新しいフラッグシップモデルで、新たに業界最先端のGoogleのAIを中心に特別に設計されたSoC「Google Tensor」を搭載し、デザインやカメラ機能を刷新したほか、新たに画面内指紋センサーにも対応しています。主な違いは画面サイズや最大リフレッシュレート、内蔵メモリー(RAM)、望遠カメラやUWBの有無など。

共通する主な仕様は内蔵ストレージが128GBまたは256GB、Wi-Fi 6E(HE160、MIMO)および防水・防塵(IP68)、Bluetooth 5.2、NFC Type A/B、位置情報取得(デュアルバンドGNSS)、USB Type-C端子、30W急速充電、ワイヤレス充電、バッテリー シェア、近接センサー、周囲光センサー、加速度計、ジャイロメーター、磁力計、気圧計、ステレオ スピーカー、マイク×3など。その他の詳細な製品情報は以下の記事をご覧ください。

・Googleの新しい5G対応フラッグシップスマホ「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」が正式発表!10月28日発売で予約販売開始。価格は7万4800円から - S-MAX
・Googleの新フラッグシップスマホ「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」をひと足先に開封して外観や同梱品、基本機能などを写真と動画で紹介【レビュー】 - S-MAX
・Googleの5G対応スマホ「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」の純正ケースを写真と動画で紹介!傷や落下時の衝撃から守る。価格は3630円【レビュー】 - S-MAX

これらのPixel 6およびPixel 6 Proの日本向け製品についてはGoogleから5Gが発売時にKDDI・沖縄セルラー電話とソフトバンクのネットワークのみに対応するとし、NTTドコモや楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)、MVNOについては発売後にソフトウェア更新で対応する予定として近日提供予定と案内していました。

実際に筆者が試したところでもNTTドコモと楽天モバイルの5Gにはそのエリア内に行っても接続できない状態となっていました。なお、MVNOについてはau回線とソフトバンク回線のMVNOについては5Gを利用できており、Googleの案内におけるMVNOはNTTドコモ回線を指すと見られます。

今回、このうちのNTTドコモとNTTドコモ回線のMVNOの5GにおけるSub6とミリ波、楽天モバイルの5GにおけるSub6に対応したことがGoogleから案内されています。また楽天モバイルの5Gにおけるミリ波については依然として対応しておらず、近日対応予定となっています。なお、日本で販売されるPixel 6とPixel 6 Proの対応周波数帯は以下の通り。

[Pixel 6 - GR1YH]
GSM/EDGE: クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1、2、4、5、6、8、19
LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
5G Sub-6: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 77 / 78

[Pixel 6 Pro - GF5KQ]
GSM / EDGE: クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1、2、4、5、6、8、19
LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
5G Sub-6: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 /25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 77 / 78
5G mmWave: 対応バンド n257 / n258 / n260 / n261


記事執筆:memn0ck


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