福岡市の魅力

多方面に路線を展開する福岡エリア

福岡市全体はアクセス手段が豊富で、利便性の高い都市です。福岡市地下鉄空港線や七隈線などの地下鉄はもちろん、西鉄バスなどの路線バスも充実しています。

森記念財団都市戦略研究所がまとめた「世界の都市総合力ランキング」では、公共交通の充実・正確さランキングで、世界40都市中6位と好成績。また福岡市では通勤・通学時間も、3大都市圏(関東・近畿・中京)と比べて平均38分と短く、通勤・通学の利便性と負担の少なさでは世界44都市中1位と世界トップクラスを誇ります。

また、市民の95%が住みやすさを実感しているという調査結果もあることから、一度住んだら離れられなくなる街といえるでしょう。

出典:平成27年度市政に関する意識調査(福岡市)

福岡市はアクセス手段が充実

いわば福岡市の心臓部・博多駅。市内の主要スポットともいえる福岡空港、天神、薬院に短時間で移動することが可能な立地です。アクセスの良さは、ほかの都市では類を見ない、福岡市ならではの魅力といえるでしょう。

福岡市地下鉄七隈線・延伸計画

引用:地下鉄七隈線延伸事業(PDF)|福岡市地下鉄

福岡市は、利便性の高い公共交通体系を確立するともに、福岡西南部地域の交通渋滞緩和を図るため地下鉄七隈線延伸計画を進めています。

この計画の目的は、七隈線を天神南駅から博多駅まで延伸すること。これにより天神南~博多駅間の移動時間は最大14分も短縮されます。それにより福岡空港へのアクセスも短縮されるので、さらなる利便性の向上が見込まれます。

2020年度の開業予定として進められてきましたが、延伸工事中に陥没事故が発生し、延期となりました。開業時期は2022年度とされ、現在工事が行われています。

福岡市博多区、中央区の基本情報

博多区

主なエリア:福岡空港、博多、中洲など

福岡市の心臓部であり新幹線も停車する「博多駅」や国際線を有する「福岡空港」があることから、まさに九州の玄関口となっているエリアです。

ビジネス街として栄える博多駅の周辺は、福岡県庁などの行政機関も多く、博多マルイなどの商業施設も多数存在しています。

中央区

主なエリア:天神、薬院、大濠公園など

中央区は福岡市の中心部に位置しています。九州最大の繁華街・天神があるので、福岡市の中でも中心的な街として栄えています。

福岡市のどのエリアにもアクセスが良く、交通の利便性が高いのが特徴です。人口密度は福岡市の中で唯一10,000人台を超えています。繁華街として賑わいを見せる一方で、大濠公園のような自然環境も充実しており、都市と自然の共存を実現しています。

福岡エリアの再開発・天神ビッグバン(天神)

引用:「天神ビッグバン」 ロゴ|福岡市

天神エリアでは、現在大規模な再開発が計画されています。

その中の一つ「天神ビッグバン」とは、九州最大の繁華街である天神駅周辺がアジアの拠点都市になることを目指し、快適な公共空間と新たな雇用を創出する再開発プロジェクトです。

今回は天神ビッグバンプロジェクトの中でも注目されている3つの開発を紹介します。

旧⼤名⼩学校跡地活⽤事業

引用:福岡大名プロジェクト -FUKUOKA DAIMYO PROJECT-

「旧⼤名⼩学校跡地活⽤事業」は、公共施設やオフィス、ホテルなどが融合した複合商業施設の建設のこと。2022年12月の竣工・開業を目指しています。低層階には商業施設が、中層階にはオフィス、高層階にはマリオット・インターナショナルが運営する「ザ・リッツ・カールトン福岡」が入る予定です。

北別館跡地活用事業

「北別館跡地活用事業」は延べ面積23,268㎡のオフィスを主としたワークプレイスの創出計画のこと。2025年11月の開業を目指しています。

「アフターコロナの働き方に対応する、創造性向上に特化したワークプレイス」を基本方針に掲げ、ビルの低層階(地下1階~地上5階)の吹き抜け空間は、入居した企業や街全体でシェアのできる遊び・ゆとりの空間「アクセラリウム」で構成されます。オフィス部分は、大半がハッカブルオフィス(ハーフスケルトンオフィス)で構成され、内装の自由度を高められます。

天神ビジネスセンタープロジェクト

天神ビジネスセンター

天神ビジネスセンターは「天神ビッグバン」の規制緩和第1号プロジェクトとなり、低層階部分に商業施設、その他はオフィスとなる複合施設です。2021年9月30日に竣工し、商業施設部分は2022年春の開業を目指しています。

2階~19階のオフィス部分は総貸床面積39,279.55㎡を有しており、福岡県でも指折りの大規模再開発です。現時点で日本電気(NEC)やジャパネットホールディングス、ボストンコンサルティンググループなど大手企業の入居が決まっており、天神エリアのさらなる活性化が期待できます。

福岡エリアの基本情報

人口推移

福岡市の人口データをまとめRENOSYが独自作成

2000年から引き続き、両区ともに人口は増加傾向です。福岡市は政令都市の中で人口増加数(74,680人)、人口増加率(4.85%)ともに1位を誇ります。

出典:令和2年国勢調査

市全体の人口増加への取り組みや、近年の都市機能の向上により顕著に人口が増えており、今後も引き続き安定した賃貸需要が見込めます。

福岡エリア周辺の主な大学

大学名 学生数 福岡大学 18,858人 九州大学 18,584人 西南学院大学 9,760人 九州産業大学 10,147人

(RENOSY調べ 2021年、大学院生含む学生数)

「大学のまち」と称される福岡市には、多くの大学が存在します。福岡市は人口10万人あたりの学校の数(大学・大学院・短大・高専・専修学校)が7.02校と政令都市20都市に東京都23区を追加した21大都市の中でも1位を誇ります。

出典:大都市比較統計年表/平成29年、平成27年国勢調査

若者が多い街としても知られており、10歳~29歳の若年層が占める市内人口割合は22.05%と、20大都市中1位となっています。若者の需要が高く、教育機関も整っている福岡市は、今後も安定した需要を見込めるでしょう。

福岡エリア周辺の主な企業

企業名 連結含む従業員数 九州電力株式会社 14,428名(2021年3月時点) 西日本鉄道株式会社 4,706名(2021年3月時点) 九州旅客鉄道株式会社 8,017名(2021年3月時点) 株式会社コスモス薬品 4,872名(2021年3月時点) 株式会社福岡銀行 3,568名(2021年3月時点) 株式会社サニックス 2,027名(2021年3月時点)

(RENOSY調べ 2021年)

福岡市にはさまざまな企業がオフィスを構えています。市は企業立地を促進する助成制度などの取り組みをしており、積極的な誘致活動を行っています。都市成長基準の一つとされる企業誘致では、10年間で約500社も増加。それに伴い雇用者数も約20,000人増加しています。

まちの様子

博多(福岡空港から約5分)

JR博多駅

九州の玄関口であり、福岡のターミナル・博多駅。主要都市と九州を結ぶ東海道・山陽新幹線や九州新幹線をはじめ、博多市民には欠かせない福岡市地下鉄空港線、七隈線、そして西鉄バスも数多く発着しています。在来線はJR博多南線、鹿児島本線、篠栗線と、交通機関の充実は九州でも類を見ないないでしょう。

福岡空港(博多駅より福岡市地下鉄空港線で約5分)

また、福岡空港まで福岡市地下鉄空港線で約5分ですので、旅行や帰省はもちろん、出張の多いビジネスマンにも魅力的。その利便性は、国際空港から都心までのアクセス時間の調査において、アクセス時間の短さは世界48都市中2位、アジア13都市中1位と、世界有数のアクセスの良さだということが証明されています。

出典:空港アクセス時間の短さ | 世界の都市総合力ランキング(GPCI)2020 | 森記念財団 都市戦略研究所

左上から時計回りに、JR博多シティ(博多駅直結、左上・右上)、博多マルイ・KITTE博多(博多駅直結、右下・左下)

博多駅直結の「JR博多シティ」は、「KITTE博多」「阪急百貨店」「博多マルイ」「アミュプラザ博多」、アミュプラザ博多内「東急ハンズ」といったテナントで構成されています。

キャナルシティ博多(博多駅より徒歩約10分)

1996年4月に開業し約4万3,500㎡の敷地を誇る複合商業施設「キャナルシティ博多」。ここにはショッピングモール、映画館、劇場、アミューズメント施設、2つのホテル、ショールーム、オフィスなど、さまざまな施設が連なっています。キャナルシティは常に賑わい、誰もが楽しめるエンターテインメントシティとして多くの人々から愛され続けている場所です。

博多バスターミナル(天神駅より徒歩約3分)

商業施設はJR博多シティをはじめ、「博多バスターミナル」内には「しまむら」「ダイソー」があります。コンビニや飲食店、スーパーの数も多く、このエリアで生活に必要なものが揃わないということはないでしょう。一度住んだら離れられない魅力的な街です。

天神(博多駅から約5分)

福岡市地下鉄空港線・天神駅

九州最大の繁華街・天神。百貨店やファッションビルなどの商業施設はもちろん、飲食店も数多く集まっている街です。福岡市では博多に次ぐ電車のターミナルであること、そして巨大バスターミナルがあることから常に賑わっています。

西鉄天神大牟田線・西鉄福岡(天神)駅

利用可能路線は、福岡市地下鉄空港線の天神駅に加え、福岡市地下鉄七隈線の天神南駅、西鉄天神大牟田線の西鉄福岡(天神)駅と3線3駅も使えるのは大きな魅力です。福岡空港からのアクセスも福岡市地下鉄で約11分と非常に便利。

また天神には「西鉄天神高速バスターミナル」があり、九州内外のバス発着拠点として多くの人に利用されています。年間利用人数は日本一で、全国でも屈指の規模を誇っています。

天神地下街(天神駅直結)

地元では「てんちか」とよばれている「天神地下街」。ヨーロッパをイメージさせる石畳が特徴的です。天神地下街は全長約590mもあり、ファッションやグルメなど約150のテナントが入っています。商業施設としてだけではなく、天神駅と天神南駅と直結し、「福岡三越」「天神パルコ」「福岡市役所」などの施設に接続されているので、その利便性から特に雨の日は人通りが多くなります。

左上から時計回りに福岡三越(天神駅より徒歩約2分)、ミーナ天神(天神駅より徒歩約3分)、ソラリアプラザ(天神駅より約3分)、天神パルコ(天神駅より徒歩約2分)

天神駅周辺は商業施設が充実しています。西鉄福岡(天神)駅直結の複合商業施設「ソラリアターミナルビル」、その核をなす「福岡三越」。1992年にオープンして以来、地元の人々に愛されています。ほかに「ミーナ天神」「天神パルコ」「ソラリアプラザ」などのファッションビルが多く、街は多くの若者で賑わっています。

警固公園(天神駅より徒歩約3分)と天神中央公園(天神駅より徒歩約5分)

2012年に改修が行われ生まれ変わった「警固公園」(けごこうえん)。周囲の街並みと溶け合うような景観で、都会のオアシスとして愛されています。天神には数多くのオフィスもあることから、ビジネスマンの憩いの場としても利用されています。

また、1年を通してさまざまなイベントが行われ、特にクリスマスのイルミネーションは人気。

天神駅周辺の街並み

天神駅周辺では生活必需品はもちろん家電、服、食料品と、ありとあらゆるものが揃えられます。飲食店も豊富なため、学生はもちろん社会人の一人暮らしの強い味方となってくれるでしょう。

買い物&交通の利便性良し、一度住んだら離れられない街

九州の中心地・博多、九州最大の繁華街・天神。このどちらも買い物&交通の利便性が抜群で、駅から少し離れればマンションや公園もあるのが魅力です。今後も再開発が予定されており、新たな賑わいスポットが誕生するでしょう。ますます「一度住んだら離れられない街」になり、今後も高い需要が予想されるエリアといえるでしょう。