アクションカメラの「GoPro HERO」シリーズは、iOS・Androidでリリースされている専用アプリ「GoPro Quik」を使うことでスマートフォンと無線接続し、撮影したその場で映像の転送や編集、クラウドへのアップロードや公開が可能となっています。そして、GoPro HERO10 BlackではついにUSBケーブルでスマートフォンと有線接続することが可能となり、大容量の映像データでも爆速でスマートフォンに転送することができるようになったとのこと。実際にGoPro HERO10 Blackをスマートフォンと有線接続するとどれだけ速くなるのかを確かめてみました。

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https://gopro.com/ja/jp

「GoPro Quik 動画 & 写真編集アプリ」をApp Storeで

https://apps.apple.com/jp/app/id561350520

GoPro Quik 動画・写真編集アプリ - Google Play のアプリ

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.gopro.smarty

今回はiPhone 13 Pro Maxと接続するため、iOS版をインストールします。App Storeのページで「入手」をタップして、GoPro Quikをダウンロードします。



インストール後、GoPro Quikを起動します。写真へのアクセスを求められるので、「すべての写真へのアクセスを許可」をタップします。



Bluetoothの使用を求められるので「OK」をタップ。



ローカルネットワークの検索と接続を求められるので「OK」をタップします。



「GoProを持っている」をタップ。



ここで、GoPro HERO10 Blackの電源を入れて、背面ディスプレイを下にスワイプし、クイックメニューを表示します。



次に左へスワイプし、「接続」をタップします。



「デバイスを接続」をタップ。



「GoPro Quikアプリ」をタップします。



すると、以下のような画面が表示されます。



この状態でGoPro Quikの画面を見ると、GoPro HERO10 Blackが自動的に見つかります。「カメラのペアリング」をタップ。



Bluetoothのペアリングを要求されるので「ペアリング」をタップします。



GoPro HERO10 Blackと接続されると、カメラ名の変更ができます。今回はデフォルトのデバイス名で登録するため、「(デバイス名)のままにする」をタップします。



「今すぐ始める」をタップします。



接続できると、GoPro HERO10 Blackの下に「接続済み」と表示されます。撮影した動画や写真はGoPro HERO10 Blackに挿入されているmicroSDカードに保存されており、スマートフォンから閲覧するためには「メディアを表示」をタップします。



GoPro HERO10 Blackで撮影した動画や写真がサムネイルで表示されます。今回は5.3K・60fpsで撮影した1分31秒の動画をiPhone 13 Pro Maxに送信してみます。



なお、この5.3K・60fpsの動画のファイルサイズは683MB。



さっそくGoPro HERO10 BlackとiPhone 13 Pro Maxを、Apple純正のUSB-C - Lightningケーブルでつないでみました。しかし、まったく有線接続に切り替わる気配がありません。



そこで公式サイトをよく見ると、ページの下部に小さく「デバイスにより、USB C - C、またはUSB C - AとApple Lightning - USBカメラアダプターが必要です」と書いてあるのを発見。



そこで、Apple Lightning - USBカメラアダプタとGoPro HERO10 Blackに付属していたUSB Type-C−USB Type-Aケーブルを使い、改めてGoPro HERO10 BlackとiPhone 13 Pro Maxをつないでみることにしました。



GoPro HERO10 BlackとiPhone 13 Pro Maxを接続すると、iPhone 13 Pro Max側でカメラおよびストレージ上のファイルへのアクセスを尋ねられました。「OK」をタップ。



「新しいメディアを自動的にダウンロードします」と表示されるので、今回は「今は実行しない」をタップしました。



ダウンロードしたい動画をタップして手元に保存すると、進捗(しんちょく)バーが表示されました。しかし、683MBのデータをダウンロードするのに3分近くかかることが判明。有線接続ができておらず、完全に無線で通信を行っていました。



調べてみると、使っていたアダプタがiPhone 12シリーズまでしかサポートしていなかったことが判明しました。そこでiPhone 12 miniに切り替えて、再度GoPro HERO10 Blackと接続。すると、GoPro HERO10 Blackの前面ディスプレイに「USBで接続済み」と表示されました。



GoPro Quik側から、接続されたカメラおよびストレージ上のファイルへのアクセスを許可するため、「OK」をタップ。



新しいメディアの自動ダウンロードは「今を実行しない」を選択。



カメラの接続状態を見ると、「USBで接続済み」と表示されています。無線接続されている場合は「接続済み」のみだったので、有線接続されていることを確認する時は、GoPro HERO10 Black本体の前面ディスプレイとGoPro Quikの接続状態画面の両方をチェックするべき。



さっそく5.3K・60fpsの動画をダウンロードしてみると、およそ15秒で転送完了。無線接続と比較すると、有線接続はおよそ10倍の速さで転送できました。



LightningポートではなくUSB Type-Cポートを持つiPad ProにUSB-Cケーブルで接続したところ、アダプタをはさまなくとも有線接続に成功。638MBの動画ファイルを14秒ほどで転送することができました。



GoProで撮影した映像をその場でスマートフォンからYouTubeに公開したりSNSで共有したりといった「撮って出し」をするには、スマートフォンに動画ファイルを転送する必要があり、無線接続だとどうしても時間がかかってしまうのがネックでした。しかし、GoPro HERO10 Blackとスマートフォンが有線接続できるようになり、無線接続と比べて大きなサイズの動画データでも圧倒的に速く転送可能となったので、出先から撮影した映像をそのままネット上に公開することも簡単になります。ただし、iPhoneの場合はLightningポートなので、別途「対応したUSBアダプタ」と「USBケーブル」がないと有線接続はできない点は注意が必要です。

GoPro HERO10 Blackは公式ストアで購入可能で、記事作成時点で本体のみが税込5万4000円で購入可能。また、Amazon.co.jpで取り扱われており、本体と5年間保証、64GBのmicroSDカード、充電口付きサイドドアとステッカーのセットが7万7600円で購入可能です。

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