“コケ”で温暖化防止
東京都江東区の東京ビッグサイトで建築に関する最新技術、製品を集めた展示会「建築リフォーム&リニューアル展」が14日から開かれている。16日まで。近頃の環境への注目を反映し、「環境」に配慮した展示も見られた。
同展に出展中の国際環境デザイン協会(本社・東京都港区)は、建物の屋上や壁面を“コケ”で緑化するシステムを展示。プランターで育成されたコケを屋上に並べたり、シート状になったコケで壁面に覆ったりするだけで、簡単に緑化ができてしまうという。
同社の兒玉(こだま)孝則代表取締役は、コケを使った緑化システムの効用について、「断熱効果で冷暖房代が節約できたり、コケ自体が二酸化炭素(CO2)を吸収して温暖化を防止したりと、コケが秘めている力はすごい」と話す。また、水いらずで管理が簡単な点などを挙げて、コケが環境改善に役立つ可能性を力強く説いた。
コケの断熱効果については、2004年8月に明治大学の屋上で測定が行われた。コンクリートの表面温度が55.8度であったが、コケが敷き詰められたプランターの下は31.1度。24.7度の温度差があり、その効果が認められている。【了】
■関連リンク
建築リフォーム&リニューアル展
同展に出展中の国際環境デザイン協会(本社・東京都港区)は、建物の屋上や壁面を“コケ”で緑化するシステムを展示。プランターで育成されたコケを屋上に並べたり、シート状になったコケで壁面に覆ったりするだけで、簡単に緑化ができてしまうという。
コケの断熱効果については、2004年8月に明治大学の屋上で測定が行われた。コンクリートの表面温度が55.8度であったが、コケが敷き詰められたプランターの下は31.1度。24.7度の温度差があり、その効果が認められている。【了】
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