BOYS AND MEN 撮影/佐藤靖彦

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 東海エリア出身・在住のメンバーで結成されたエンターテイメント集団“ボイメン”こと、BOYS AND MENが結成10周年を迎えた。7月28日にはテレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』の主題歌でもあるニューシングル『ニューチャレンジャー』をリリース。ますます活躍を続けるボイメンのメンバーに、加入した当初の懐かしの思い出やこの先の夢などを語ってもらった。

【写真】BOYS AND MEN、6年前の初々しいショット

“ボイメンで待ってるぜ!!”のひと言で

――まずは、それぞれ加入した当時の懐かしエピソードを教えてください

田村侑久(以下、田村)「俺、メンバーの中でいちばん最後に加入したんです。それで当時、水野勝くんに初めて挨拶する機会があったとき、メ〜テレでレギュラー番組をやっていたのを見ていたせいもあって、緊張で目の前で固まっちゃって。

 そうしたら、名前を聞いてくれたので返事をしたんですが、急に“オレ? オレ、水野勝”って言いながら壁ドンされて(笑)。すげえカッケェ〜って、もうベタ惚れでした」

本田剛文(以下、本田)「少女マンガみたいだな」

田村「それからはめちゃくちゃ仲よくなって、田村っちーに、勝っちーに、って呼び合う仲です」

平松賢人(以下、平松)「僕はお母さんにすすめられてオーディションに出たら受かりました。思い出は、以上です(笑)」

勇翔「僕は長野から名古屋に出てきて、地下鉄の駅から下りて、ミュージカル劇場まで行くのに迷っちゃったことを思い出す」

本田「ミュージカル劇場にはみんな思い出があるんだね。僕も高校3年生のころ、ボイメンのミュージカルを見に行ったことがあって、当時、ボイメンがお客さんを通路でお見送りしてくれたんだけど、数少ない男性客の僕にメンバーの誰かが、“ボイメンで待ってるぜ!!”って叫んでくれて。それを真に受けて、応募したっていうパターン」

田村「たぶん、それ叫んだの、オレだな」

辻本達規(以下、辻本)「オマエはいなかっただろ、そのとき!!」

水野勝(以下、水野)「僕はですね、入った当初、メンバーが今以上にたくさんいて、ここでなめられたくないと感じて、ずっと顔で威嚇してました(笑)」

全員「あはははは」

水野「しかも、入ったばっかりのころは、(小林)豊くんが当時住んでいた寮に押しかけて、いっぱい美味しいご飯を作ってもらったことが幸せでした」

全員「あはははは」

辻本「そこも笑うところじゃないよ、ホントの話なんだから」

吉原雅斗(以下、吉原)「僕はね、平松くんと高校が一緒で、仲よくなかったのに僕のこと誘ってくれて。ちょうど人生に悩んでいた時期だったので、これは転機になるかもと思って稽古に参加したんです。そうしたら、平松くんがなぜか冷たくて、まったく相手にしてくれなくて(笑)。仕方なく端っこで1人ゲームしていたのを覚えてる」

辻本「勝が、僕の1か月後くらいに入ってきたんだけど、最初から気が合ってすぐに仲よくなったんです。それでタメ口で話してたんですが、ある日、年齢を聞いたら20歳で、1つ先輩だと判明。急に焦ったんだけど、2秒くらいして、ウェーイってハイタッチしてごまかした(笑)」

田村「いやあ、みんなが加入したその日、タイムトリップしてめっちゃ見たいわー」

辻本「ゆーちゃむ(小林)は、どうだったっけ?」

小林豊(以下、小林)「入った当初は今よりもお兄ちゃんでした」

本田「どーゆーこと?」

小林「ちょっとコワモテにしてた(笑)」

辻本「確かに少し壁があった。クールだったし」

小林「でも、中身は一緒だよ」

水野「アレだね、オレと一緒で、最初はなめられたくない系だね(笑)」

思い描く10年後の姿

――では、この先10年後は、どんなふうになっていると思います?

平松「地元で僕がまわすレギュラー番組があると思います」

全員「あると思います、って言いかた(笑)」

勇翔「東海地域でうちの事務所で芸能界を目指す人が増えているといいな」

本田「愛知・岐阜・三重の3県では、ボイメンいいよね、ってみんなが言うグループになっていたいな」

水野「僕は、キー局の連ドラで主演を演じていたい」

吉原「韓国でも活動していたいな」

辻本「目指すは野球選手!!」

全員「今から!?」

辻本「結婚して子ども5人いるお父さんであり、スーパースターになっていたい」

小林「名古屋でスイーツ店を出してます!!」

田村「でもやっぱり、名古屋といえばボイメン。ボイメンに会いに名古屋に来てくれるようなグループになっていたいよね」

全員「これからもヨロシクお願いしま〜す!!」

ニューシングルのココが聴きどころ!

田村「キャッチーで爽快感があって楽しい曲になったよね」

平松「シンカリオンの楽曲にピッタリだし、何より勢いがある」

勇翔「鉄道を連想させるような歌詞も聴きどころです」

本田「前作の主題歌『進化理論』とあわせて聴いてもらえると、発見があって楽しいです」

水野「MVもポップでかわいいよ」

吉原「カップリングでカバーさせていただいた『TRAIN-TRAIN』が、個人的にはボイメンらしくて好きな1曲」

辻本「歌詞がニューチャレンジだし、語呂合わせもあって面白いです」

小林「歌の途中で“ゴーゴー!!”と一緒に声を出したくなる曲で、ストレス発散もできると思うのでぜひ聴いてください!」

7月28日リリース
『ニューチャレンジャー』
通常盤(CDのみ)、1320円(税込み)

取材・文/いくしままき