ウェールズ戦で先制点を決めたエンボロ photo/Getty Images

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UEFA EURO2020で生まれるニュースターの1人になるかもしれない。それが初戦で1ゴールを決めたスイス代表FWブレール・エンボロだ。彼の名前を覚えておいて損はないだろう。

彼はボルシアMGで活躍する24歳。昨季シャルケから加入すると、2シーズンで13ゴールを記録した。185cmと身体の大きさと強さを武器に相手DFの上からヘディングでゴールを決める。またスピードも兼ね備えており、今後さらなる飛躍が期待されるストライカーだ。

そんなエンボロだが、過去にはバーゼルに所属しており、17歳で27試合10ゴールをマーク。翌年も二桁得点を記録しており、エンボロに対してバルセロナなどのビッグクラブが関心を示していた。

スイスからシャルケへと渡ったエンボロ。ブンデスへの挑戦は、すぐさま結果は残せなかったが、ボルシアMGに加入してレギュラーへと定着。EURO2020でもスイス代表メンバーに選ばれると、ウェールズ戦で先制ゴールを挙げている。

若くして注目を浴びたエンボロだが、ドイツで地道に経験を積みながら成長している。今季で24歳となったストライカーは、来季ブレイクの可能性も十分にあるだろう。

スペインメディア『SPORT』は、“将来のバロンドール候補”と言われた男が着実に飛躍していると彼を特集。スピードは緩やかで爆発的なブレイクはまだできていないものの、来季以降はさらに活躍する可能性もあるだろう。EUROでのゴール量産に期待したい。