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 野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、7日放送の『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に生出演。番組内での発言が、ネット上の阪神ファンの間で物議を醸している。

 金村氏は週末のスポーツニュースを語る番組内のコーナーで、4〜6日の対ソフトバンク3連戦に負け越した阪神についてトーク。今カードで2つ失策を記録した大山悠輔への苦言や、6日の試合前に体調不良で先発を回避したガンケルへの心配などを語った。

 その中で、金村氏は阪神が6日の敗戦で39日ぶりとなる連敗を喫したこともあってか、阪神ファンから「(このまま)ズルズルいくんとちゃうか」と今後を懸念する声をいくつか寄せられていることを告白。その上で、「そうはいかへんて。ピッチャーがいいし」と投手力があるためガクッと低迷することは考えづらいと主張したが、具体的な投手の名前については触れなかった。

 金村氏は続けて、「(連敗しても)明るいのがいいのよ。昨日みたいに負けてても(佐藤輝明が)ホームランを打ち、マルテが打ち(一矢報いた)ね」とコメント。阪神は「3-8」で敗れた6日の試合で8回裏にマルテが11号2ラン、9回裏に佐藤が15号ソロを放ったが、金村氏はこの2発が8日からの日本ハム3連戦に向け嫌な流れを払拭してくれたのではと語っていた。

 金村氏の発言を受け、ネット上には「今週末は2位巨人も負け越したからそんなに連敗の影響は無いと思う」、「投手陣が悪いならそもそも今首位には立ってないだろうし、あまり心配はいらないのでは」、「仮に投手が不安定でも打線がカバーしてくれるだろう」といった反応が多数寄せられている。

 一方、「今の阪神のどこを見たら投手がいいと言えるのか」、「マルテ、佐藤の終盤2発は確かに良かった、でもそれだけで投手陣の不安は拭えないよ」、「今週当たる日本ハム、楽天は調子良さげだし、ボコボコに打たれそうな気がしてならない」といった否定的なコメントも複数見受けられた。

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 「阪神は先週4日に勝ちパターンの岩崎優が不振により二軍降格となると、6日には前日の試合中に左足首を痛めて負傷降板したリリーフ・小林慶祐が登録抹消に。さらに6日の先発を回避したガンケルも、『特例2021』(本来必要な10日間を待たずに再登録が可能なルール)を適用された上で7日に抹消となりました。離脱者続出を受けた首脳陣は二軍調整中の藤浪晋太郎を急きょ中継ぎとして4日に一軍に戻したり、先発・アルカンタラにリリーフ転向の準備をさせるなど策を講じてはいるのですが、それでも今後の戦いに懸念を抱いているファンは少なからず見受けられます。また、今週の対戦チームが4〜6日の巨人3連戦で勝ち越した日本ハム、現在5連勝中の楽天という点も悩みの種になっているようです」(野球ライター)

 現在先発防御率がリーグ2位(3.02)、救援防御率がリーグ5位(4.15)とブルペンが不安定となっている阪神。交流戦ラストの6連戦は果たしてどのような勝敗となるのだろうか。

文 / 柴田雅人