梅雨どきは家のあちこちでカビやイヤなにおいが発生。気分も落ちがちな梅雨をすっきり気持ちよく過ごすための掃除法を教えてくれたのが、お笑いコンビ・どきどきキャンプのサトミツこと、佐藤満春さん。この時季とくに気になるバスルームのカビとにおいをとる方法を教えてもらいました!


教えてくれたのはサトミツの愛称で親しまれる佐藤満春さん。梅雨家事には軍手が使えるそう!

サトミツ流の掃除には”軍手”が欠かせない!



「ただでさえ温度や湿度が高いこの時季に、汚れが残っているとカビの栄養になってどんどん増えてしまいます。水回りなどは一度キレイに掃除して、リセットするとすっきり! 毎日が快適に過ごせます」

そんなカビを一掃するための、サトミツ流掃除に欠かせないのが、じつは軍手だそう。
「ぞうきんの代わりに軍手を使うと、指先の感覚で家じゅうのすみずみの汚れまで落とせます。まとめ買いして、掃除する場所ごとに交換して使うのがおすすめです」
さっそくバスルームの掃除法を伝授してもらいました!

●まずは天井から!換気扇をピカピカにして掃除スタート!




掃除は上から下へが鉄則。
「天井の換気扇のフィルターを外して洗剤液につけおきを。その間に、軍手で換気扇全体をふきます。軍手はつけおき用の洗剤液で少し濡らして」

【フィルターはつけおき】


洗面台などに40℃の湯をはり、浴室用洗剤を4〜5周回し入れ、フィルターを10分つけおき。


10分後、軍手で表面をなでて洗い、水で流したあと乾燥させて戻します。

●40℃のお湯で浴室全体を洗い流してから、しっかり泡立てたスポンジで洗う



【泡を壁に塗っていくイメージ】


泡を壁に塗っていくイメージ

浴室全体を40℃の湯で流し、洗剤をつけたスポンジで天井→壁→浴槽→床の順に洗います。
「洗剤はスポンジに吹きかけ、よくもんで泡立てて、泡で洗うようにするのがコツ」


しっかり泡立てると液だれしにくい。

●カビが生えやすい浴室の壁の溝には、密着&放置が効く!




壁の溝やカウンターの裏側、床と壁の境目などカビが生えやすい部分は、塩素系漂白剤を吹きかけ、ラップをはりつけて約15分おいてから水で洗い流します。


15分後。
「洗い流す前に、ラップを丸めて周辺をこすり洗いすると◎」

●排水口はにおいの原因。こまめな掃除でキレイを保って




排水口は髪の毛やゴミを取り除き、塩素系漂白剤を吹きかけて15分ほどおき、洗い流して。
「これでにおいもカビもすっきり。汚れやすい場所なので、週1回程度を目安に!」

●バスルームは日々のお手入れも重要!



浴室を一度リセット掃除したあとは、カビを寄せつけないデイリーケアを!

【お風呂上がりは必ず水気をきって湿度を下げて】


入浴後には、水きりワイパーなどを使ってさっと壁や床の水気をきる習慣を。

【仕上げにエタノールを吹きかければキレイが続く】


水気をきった状態で、壁や天井にエタノールをかけて、カビが成長する前に消毒を。

ESSE7月号
「カビ・ダニ・においを撃退! スッキリ梅雨家事スペシャル」では、バスルーム以外にもキッチンやトイレ、寝室、リビングなど梅雨時期にすっきり掃除したい場所の掃除術をご紹介。さらに、害虫対策や梅雨どきの洗濯術まで紹介しています。ぜひチェックしてください。

※おことわり 塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある洗剤は、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。クエン酸など酸性のものと混ぜるのはもちろん、酸性洗剤の直後に使うのも避けて。またこの特集で紹介している洗剤のなかには、建材や設備機器、家具によって使用できないものが含まれている場合があります。建材や設備機器の取り扱い説明書、また洗剤の注意書きを確認してから使用してください。各種洗剤を使用する際はゴム手袋を、目より高い位置で塩素系漂白剤を使用する際はゴーグルを着用してください。

<撮影/合田和弘 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【どきどきキャンプ 佐藤満春さん】



“サトミツ”の愛称で親しまれるお笑い芸人。名誉トイレ診断士、トイレクリーンマイスター、掃除能力検定5級の資格をもつ。著書に『感動の掃除術
』(宝島社刊)ほか