豚熱 殺処分頭数増などで防疫措置終了3日延長
那須塩原市の2つの養豚場で発生した豚熱について、殺処分の対象が増えたことなどから栃木県は7日、防疫措置終了を当初の予定から3日後の今月17日にすると発表しました。
豚熱が発生した那須塩原市の2つの養豚場で4月17日から始まった殺処分は当初、3万7千頭が対象でした。
しかし、子豚が生まれたことで殺処分の対象が2,400頭増えたため、24時間態勢で始まった殺処分の終了が当初今月9日だったものを13日に、消毒などの防疫措置の終了は14日だったものを17日に見直します。
天候不順や熱中症などを視野に入れ安全対策を徹底していること、豚舎の構造の関係でスペースが充分にとれなかったこと、殺処分の対象となる豚の頭数が当初3万7千頭だったところ子豚が生まれるなどして3万9400頭にまで増加したことの3つを理由としています。
県の発表では7日正午までに3万7052頭の殺処分を終え、進捗率は94%となっています。数字だけみると当初の目標の3万7千頭の殺処分は7日までに完了していて、県は順調に作業は進んでいるとしています。
今後順調に進めば終了の前倒しもありうるということです。