サクラの名所として知られている下野市の天平の丘公園で、名物の淡墨桜が見ごろを迎えています。

天平の丘公園の淡墨桜は、1985年に当時の岐阜県根尾村の国の天然記念物を移植したものです。

ピンク色のつぼみから白い花が咲き満開を過ぎると、淡い墨をかけたような色に変わることからウスズミザクラと呼ばれています。

淡墨桜はソメイヨシノよりも早く咲く品種で、下野市観光協会によりますと、園内にある7本すべてがすでに満開を迎えていて、今週末まで見ごろだということです。

3月20日から5月5日までを予定していた天平の花まつりは、新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止となったためイベントなどの開催はありませんが、訪れた人たちはカメラを片手に春の訪れを楽しんでいました。