栃木・群馬のB級グルメ!いもフライで故郷を想う編集部Oの「元気が出るごはん #4」【編集部員のリアルな食生活】

この記事を書いたのは……

macaroni編集部 暮らし・フード&ドリンク担当ディレクター / おしお
フードフェスやマルシェで出会ったことのない紅茶や食べ物を発掘するのがマイブーム。おうち時間はわりと好きで湯船に浸かって音楽を聞きながら、アニメや映画を見るのが日課。休みの日は散歩をしたりゴロゴロしたり、のんびり過ごすのが大好き。

私にとっての「元気が出るごはん」とは?

こんにちは、macaroni 編集部のおしおです!「元気が出るごはん」シリーズ、第4弾をお届けします。

突然ですが、私は群馬県の自然豊かな場所ですくすくと育ちました(興味ない方は本当にすみません)。リフレッシュしたいと思ったときは、よく実家に帰っていたのですが……コロナ禍の影響でしばらく帰省できておりません。

私にとって「元気が出るごはん」は、地元グルメ。家族に会いたいと思うと同時に、食べたいものがたくさんあるんです。今回は、そのなかから大好物のひと品をご紹介します!

都内ではなかなか買えない。B級グルメ「いもフライ」

あるとき、私が愛してやまない「いもフライ」が無性に食べたくなりました。地元では専門店やスーパーで購入できるのですが、基本的に都内では売っていないため自分で作ることに。

いもフライは栃木県佐野市発祥で、のちに群馬にも広まったと言われています。じゃがいもを串に刺して揚げたシンプルな料理ですが、最後にたっぷりかけるソースが最大の魅力。味噌やソース文化で育った私にとって、これがたまらないのです……。

「いもフライ」の作り方(調理時間:約1時間)

材料

・じゃがいも……400g
・水……25cc
・卵……1個
・薄力粉……60g
・パン粉……適量
・ソース……適量
・揚げ油……適量
・竹串………本数分

じゃがいもは400gで大体竹串6本分。竹串の長さやじゃがいものをカットしたサイズにもよるので、量に合わせて全体の分量を調整してくださいね。

ソースが決め手。フルーティさが魅力の「ミツハフルーツソース」

馴染みのある味に仕上げるにはどうしたらいいんだろうと思い、母に相談したところ、ソースが大事とのこと。教えてもらったのは、栃木県佐野市の地ソース「ミツハフルーツソース」。フルーティでほんのり酸味があって甘いのが特徴です。鼻に抜ける香りは少しスパイシーに感じます。

いもフライでよく使われるソースとして知られており、私自身も「そうそう、この味!」となりました。ミツハフルーツソース以外にも、いもフライに使われる地ソースには種類があるそうなので、いろいろ試してみたいなとも思っています。

作り方

1. じゃがいもを切って加熱し、粗熱を取ったら竹串に刺す

じゃがいもの皮を剥き、竹串に刺すイメージで適当な大きさに切ります。カットしたじゃがいもを皿に盛り、ラップをして電子レンジ600Wで6~8分加熱。竹串を刺してスッと通ったらOKです。

粗熱を取り、竹串にじゃがいもを3~4個刺します。温かいままだと、じゃがいもが割れやすいのでしっかり冷ますのがポイントです!

2. バッター液とパン粉をじゃがいもにつける

水、卵を合わせてバッター液を作り、じゃがいも全体に絡めます。バッター液は、液を垂らしたときに、スジが少しできるくらいもったりしていると扱いやすいです。

次にパン粉をまぶします。じゃがいもが見えなくなるくらい多めにつけましょう。

3. きつね色になるまで揚げたらソースをかけて完成!

170℃の油できつね色になるまで揚げたら、油切りをして……最後にこれでもか!ってくらいソースを全体にかけて完成です。

ソースは上から垂らすぐらいでももちろんOKですが、サクサク感がなくなるほどたっぷりかけるのがおすすめ。ソースが衣にしっかり染みている感じが私的にベストです!

何本でも食べられる、やみつきになるおいしさ

じゃがいもの甘さ、ソースの酸味、鼻に抜けるスパイシーな香りが絶妙なバランスに。こんなにたっぷりソースをかけてもくどくならず、なかなか食べる手が止まりません(笑)。ご飯のおかずとしてはもちろん、おやつ、酒のお供にもなりますよ。

ミツハフルーツソースは、ほかの揚げ物やしゅうまいとも相性がよく、料理の隠し味にも使えるので重宝しています。

故郷の味でエネルギーチャージ

栃木・群馬のB級グルメ「いもフライ」は、ホッとする故郷の味。心もお腹も満たされました♪ 懐かしい料理を思い出して実際に作ってみると、なんだか楽しい気分になってリフレッシュできます。元気が出ないときや、おうち時間にぜひ試してみてくださいね。

次回は、管理栄養士の資格を持つ編集部メンバーおみずの登場です。お楽しみに!

写真・文/内山 栞(macaroni 編集部)