全豪オープンで2年ぶり2度目の優勝を果たした大坂なおみ【写真:AP】

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試合後のインタビューで次の目標を公言

 テニスの4大大会・全豪オープンは20日、女子シングルス決勝で世界ランク3位・大坂なおみ(日清食品)が同24位ジェニファー・ブレイディ(米国)を2-0(6-4、6-3)で破り、2年ぶり2度目の優勝。4大大会は昨年の全米オープンに続く連勝&通算4度目V。これで昨年8月から、2つの試合前棄権を除き公式戦21連勝とした。

 歓喜が思わず溢れた。大坂は勝利の瞬間、試合中の表情とは一転、まるで少女のような笑みを浮かべた。そしてスタンドのファンに満面の笑みで両手を振った。

 冷静にプレーを続け第1セットを先取。ミスが続く場面でも決してメンタルは乱れなかった。第2セットでも先にブレークするなど、4ゲームまで連続で奪うと、最後まで冷静に押し切った。

 テレビインタビューで試合後の心境を問われると、「ホッとした。とっても嬉しいです、とってもホッとしています。まだ実感がわきません」と安堵の笑みを浮かべ、そして勝因については「正直、とても緊張していました。だから落ち着くこと。全てのポイントで戦うことを意識していました」と振り返った。

 今大会感情的になる場面は多くはなかった。精神面での成長が伺えることについては「経験が大切だと思います。いろんなことを経験してきましたから、少しずつ自信をつけてきたと思います」と分析している。

 4大大会で連続優勝。次の目標については「目標はコンスタントに結果を出すことです。オリンピックもある。ハードコートトーナメントもある。いい結果を残したいです」と語り、日本のファンへ向けては日本語で「コンニチハ、ミナサン。キョウハガンバリマシタ」と言い、「(英語で)ごめんなさい、緊張しました」と笑った後は、再び日本語で「カッタヨ」と続けはにかんでいた。(THE ANSWER編集部)