年明けからの寒波で県内でも厳しい冷え込みが続く中、日光市では自然が生み出す恵み「天然氷」の切り出しが始まりました。

日光市にある天然氷の蔵元「四代目徳次郎」の製氷池です。

沢から引き込んだ水を自然のままに凍らせて天然の氷を作っていて、高級ホテルなどでかき氷に利用されています。

去年は暖冬の影響から例年の3分の1ほどしか氷ができなかったということですが、今シーズンは朝晩の厳しい冷え込みで例年通り厚さ15センチほどの氷ができました。

15日は県内から20人ほどのボランティアが集まり池に張った氷を電動のノコギリを使って切り分けた後、1枚ずつ釣り上げ、竹でできたレールを使って氷室に運び込んでいきました。

切り出し作業は再び氷が張った後、来月上旬までにあと1回行われ、180トンあまりの氷が県内外に出荷されます。