県と宇都宮市は11日、新たに106人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。1日の感染者が100人を超えるのは7日連続です。また2人の死亡が発表されました。

感染が確認されたのは、宇都宮市や足利市など10歳未満の未就学児から90代の男女106人です。

宇都宮市の発表分だけで44人の感染が確認されています。

また足利市の高齢者施設で、これまでに入所者と職員、合わせて18人の感染者が確認され県内25件目のクラスターと認定されました。

県内で感染が確認されたのは累計で2616人になりました。

また県は新たに2人が死亡したと発表しました。年代、性別については明らかにしていません。県内の死亡者はこれで12人になりました。

現在の療養者の数は1256人で、重症は1人増えて16人と重症者の数が増えています。入院調整中は939人です。

県が確保している病床と宿泊療養室の数は合わせて617なので療養者の数が倍以上になっています。

隣県を見ると埼玉県では1人が死亡し347人が感染、茨城県では67人が感染、群馬県では5人の死亡と36人の感染が確認されています。

県内では新型コロナウイルスに関連して、那須塩原市、大田原市、那須町の北那須の3つの市・町でこれまで「通常」だった独自の警戒レベルを今月末まで「注意喚起期間」に引き上げると発表しました。

不要不急の外出自粛、特に午後8時以降の夜間の外出、緊急事態宣言が出されている1都3県への往来を控えるよう呼びかけています。

日光市では市内の小学校に通う男子児童の陽性が判明しました。

男子児童は5日から7日まで放課後児童クラブを利用し、8日は始業式のため登校して1日学校で過ごしました。

日光市教育委員会は12日から14日までこの児童が通う学校で学年休業を実施します。放課後児童クラブも同じ期間休業となります。

この児童と接触した可能性のある児童や職員に対して12日、PCR検査を行うということです。

江戸ワンダーランド日光江戸村は13日から来月7日まで臨時休園となります。今後の状況で休園期間の延長の可能性もあるということです。