日光市の住宅で８日、男性の遺体が見つかった事件で、警察は９日、男性を突き飛ばして死亡させたとして、この家に住む６１歳の女を傷害致死の疑いで逮捕しました。

傷害致死の疑いで逮捕されたのは、アメリカ国籍で日光市所野の無職、ジョイス・マサコ容疑者（６１）です。

ジョイス容疑者は８日午前４時ごろ、自宅で日光市久次良町の丸本武士さん（７７）を突き飛ばすなどして頭などにけがを負わせて死亡させた疑いが持たれています。

８日午後０時半ごろ、ジョイス容疑者が自ら通報し、丸本さんは玄関で頭から血を流して倒れていて、その場で死亡が確認されました。

警察によりますと丸本さんはジョイス容疑者の８０代の母親の元交際相手で、去年夏ごろまで３人で暮らしていました。

度々、金を無心する丸本さんをジョイス容疑者が家から追い出したものの、丸本さんはその後も家を訪れていて、ジョイス容疑者は調べに対し「突き飛ばしたがけがはさせていない」などと容疑を一部否認しているということです。

警察で丸本さんの死因や事件の詳しい経緯を調べています。