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 最終クオリティーチェックの際に、技術的な面の過失による不備が発覚したため公開当日に上映一時見合わせとなっていた『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.333』は、本日9日より順次上映を再開する。配給の東宝株式会社が発表した。

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.333』は、シリーズ初のIMAX上映として前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』をバージョンアップさせたものだ。2012年の劇場公開時は『EVANGELION:3.0』、2014年発売のBlu-ray/DVD収録用に再調整を重ねたバージョンが『EVANGELION:3.33』で、さらなる進化を遂げたのがこの『EVANGELION:3.333』。最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(1月23日公開)の制作にあたってスタジオカラー撮影部内の環境を高め、庵野秀明総監督の全面監修の下、2Kフルサイズで全カット再撮影を敢行して、当時は表現できなかったより高精細な映像を実現させている。

 東宝は8日の上映を待ちわびていたファンに謝罪した上で、「IMAX社によりIMAX各シアターへの修正データの再納品が完了いたしましたため、1月9日(土)より本作品のIMAX上映を順次開始できる運びとなりましたことをお知らせいたします」と発表。「上映スケジュールの詳細につきましては、各上映劇場へお問い合わせくださいますようお願い申し上げます」と呼び掛け、再発防止に努めることを約束した。

 IMAXコーポレーションも「IMAXは、本件の責任を認め、そして、修正した新たなデータを各IMAXシアターに再納品いたしましたこと、この場を借りてご報告いたします。なお、今回の上映一時見合わせについては、あくまでIMAXの技術的な問題のため、株式会社カラーの映像制作スケジュール、納品スケジュールに起因する事案では断じてありません。また、IMAXシアターでの上映が予定されている『シン・エヴァンゲリオン劇場版』では、同じ事態に陥らないよう細心の注意を払い制作することを約束いたします」と声明を発表した。(編集部・市川遥)