新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか佐野市では感染防止対策の一環として今月から窓口などで市民と職員が接触しないで会話ができるシステムの実証実験を始めました。

佐野市が実証実験を始めたのは、市役所を訪れる市民と職員が対面で話す機会を減らすことで飛沫感染などを防ぐことができる非接触型対応システム「アバトーク」の運用です。

このシステムはモニターが設置された場所から別の場所で遠隔操作が可能で、職員の分身となる男性や女性のキャラクターがモニターに表示され、市民はそれを通して会話することができます。

職員の表情に合わせてキャラクターの表情が変わり、感染症対策だけでなく気軽に話せるメリットもあります。

現在は市役所1階の総合案内にモニターが設置されていて、市民が相談などで訪れる回数が多い、こども課や健康増進課などで実証実験を行っていくということです。

市によりますと、このシステムを活用しているのは県内の自治体で初めてで、実験の結果を見て本格的に導入するかを決めるということです。

また新型コロナウイルスのワクチン接種が2月下旬から始まることに伴い、健康増進課内に担当者を4人配置し、その準備を今月18日から進めていくことも発表しました。