宇都宮市中央卸売市場で5日、今年最初の取引となる「初競り」が行われました。

威勢の良い競り人の掛け声が響く、午前5時半ごろの宇都宮市中央卸売市場の様子です。

5日は重さおよそ40キロから120キロまでの冷凍されたメバチマグロ47本の初競りが行われました。

競りに参加する仲買人らは、切り取られた尾の断面から脂のり具合や赤身の色を吟味します。

そして競り人がマグロの番号と価格を読み上げると、仲買人は「手符丁」と呼ばれる市場特有のサインを使って希望の価格を示し、目当てのマグロを競り落としていきました。

この日一番の高値が付いたのは98キロのメバチマグロで、1キロあたり2500円、1本あたりおよそ24万円という値段がつきました。

宇都宮市中央卸売市場によりますと、市場全体の水産物の入荷量は去年より1トンほど減っておよそ18トンで、新型コロナウイルスの感染拡大で会食などが減った影響が出ているということです。