小栗旬×三谷幸喜「鎌倉殿の13人」小池栄子・片岡愛之助・松平健・佐藤二朗が出演<相関図あり>
小栗旬が主演、三谷幸喜が脚本を務める2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、小池栄子が北条政子、片岡愛之助が北条宗時、松平健が平清盛、佐藤二朗が比企能員を演じることが明らかになった。
鎌倉時代を舞台にした「鎌倉殿の13人」は、源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした北条義時が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く物語。小栗が主人公・北条義時にふんし、「新選組!」「真田丸」に続く3作目の大河ドラマ執筆となる三谷が作を担当する。
16日には第一次出演者が発表された。義時の姉で源頼朝の妻・北条政子を演じる小池栄子は「北条政子を演じさせて頂けるとは、、、。女として、母として、強く、愛に生きた政子は、『一途』という言葉がぴったりな最高にカッコイイ女性だと思います。1年半、政子を誰よりも愛し、政子と心中する気持ちで演じさせて頂きたいと思います。『猛女』とよく例えられますが、そうではない、それだけではない魅力的な政子として視聴者の皆様の記憶に残れるよう気合を入れて頑張りたいですね!」と意気込み。
義時の兄・北条宗時役の片岡愛之助は「また三谷幸喜さんの大河ドラマに出演させていただけると伺った時は素直にとても嬉しかったです。北条宗時は私とは真逆の人間。夢に生き、夢に散った男だったと知りました。打倒平家に燃えたその夢想家の熱意は相当なものだったと想像がつきますし、今回はその熱量をいかに表現できるかに懸かっていると感じています。自分とは正反対の生き方をした武将を演じられることに今からワクワクが止まりません! とはいえ、宗時は歴史文献にもあまり記録が残っていない人物。その宗時が三谷さんの脚本でどう描かれるのか、非常に楽しみです!」と喜び。
平家の総帥・平清盛役の松平健は「〈平清盛〉は、700年続く武家政権の祖です。地下人から太政大臣まで上り詰めながら、貴族化していく姿は源氏への戒めの姿でもあると思います。源氏の遺児たちの命を奪わなかった情が、自らを窮地へ導く−〈清盛〉の激しい生き様、抑揚をつけてしっかりと演じたいですね。諸行無常、盛者必衰をもって、時代のバトンを鎌倉へと渡したいと思います」と気合十分。
頼朝の側近・比企能員を演じる佐藤二朗は「僕が演じるのは『13人』の一人で、北条と火花散る権力闘争を繰り広げた比企能員という人物です。一歩間違っていたら、執権は北条でなく比企だったかもしれません。歴史の裏には必ず、涙を飲んだ悲運の敗北者がいます。そうした歴史の表舞台に立てなかった人物を演じるのは、ある意味役者冥利に尽きます。精一杯、歴史の裏側、影を輝かせたいと思います」と思いを馳せている。
「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のことを指す。頼朝の天下取りは13人の家臣団が支えていた。頼朝の死後、彼らは激しい内部抗争を繰り広げるが、その中で最後まで生き残り、権力を手中に収めたのが北条義時だった。
小池は2度目、片岡は3度目、松平は8度目、佐藤は3度目の大河ドラマ出演となる。(編集部・小松芙未)