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10月15日放送の「プレバト!!」俳句査定で、パンサー向井慧が特待生昇格を決めた。16歳の本田望結との一騎打ちを制し、“才能アリ1位”を獲得した向井は「めちゃくちゃうれしーい!」と大はしゃぎ。しかし、落ち込みまくる本田の姿に「悪者になっている…」と反省する場面も。さらに、ピースの又吉直樹がゴーストライターをしている疑惑も蒸し返され、「ちょっとやめて!」と大慌てだったが、夏井いつき先生から「学ぶ心を持っているなら、特待生でもやっていける」と太鼓判を押され、晴れて特待生昇格が決まった。

特待生昇格のパンサー向井、落ち込む本田望結の前で大はしゃぎを反省「悪者になっている...」

今回は「トランプ」をお題に、ランキング戦は本田望結、3時のヒロイン 福田麻貴、A.B.C-Z 橋本良亮、ミス東大の上田彩瑛、パンサー 向井慧の特待生候補5人が激突。なんと"才能アリ"が3人も飛び出す大激戦を繰り広げた。

まず、上田が「台風の羽田ババ抜き百回戦」で"才能アリ3位"、続いて橋本が「合宿の夜長やババ抜き三連敗」で"才能アリ2位"にランクイン。俳人・夏井いつき先生は「よく勉強したね! 2人とも"ババ抜き"という発想の根っこはまだ凡人だが、残りの展開で"才能アリ"に引き上げている」と褒めたたえたが、特待生昇格はお預け。

その後は福田が"凡人4位"となり、若干16歳ながら前回初登場にしていきなり才能アリを獲得した本田と、実力の片鱗は見せつつ今回が10回目の挑戦となるパンサー向井の一騎打ちとなった。本田が「なんかもう(胸が)痛いです...」と不安を口にすると、MCの浜田雅功は「(向井は)回数出ているだけのおじさんですから」。その言葉に励まされた本田は「浜田さんが言うなら、1位な気がしてきました」と笑顔に。一方、向井は「ちょっと待ってよ!」と苦笑い。

<才能アリ1位 特待生5級に昇格>
秋あわれ手札のJ(ジャック)不愛想
            パンサー 向井慧

"才能アリ1位"を告げられた向井は「やったー! めちゃくちゃうれしーい!」と勝利の雄たけびを上げたが、"才能ナシ最下位"になって落ち込む本田の姿を見て、「むちゃくちゃ悪者に、悪いことしている感じになってる...」と大人げない振る舞いを反省する場面も。


「トランプのジャック、クイーン、キングの表情って、何を考えているのかよく分からない顔をしている。秋の感傷的になっている時期にそれを見ると、ジャックまで自分のことを何とも思っていないような悲しい気持ちになった」

査定を見守っていた名人の中田喜子は「"J"というのが格好いいですね。さすが」と褒めつつ、「向井さんの俳句の師匠は(芥川賞作家の)又吉さんですもんね」。すると向井は「やめてもらっていいですか? ずっとゴーストライター疑惑が抜けないんですけど」と大慌て。

夏井先生は「とてもうまく作られていますね。何が"J"かと思ったら、手札とあるからジャックと読ませるんだ。それを見つけた読み手は、あなたが投げた謎なぞのボールを受け止めた喜びも生まれるわけです。そして、最後の"不愛想"で手札の顔がアップになるし、ポーカーをやっている人のポーカーフェイスも意味に入りそう。言葉のバランスをとてもよく考えている」と大絶賛。

ここで、いつもなら特待生昇格かお伺いを立てる浜田が「先生、もう1回見て判断しますか」と勝手に進行すると、向井は「ちょっと待ってくださいよ。こっちは10回やってるんですよ!」と猛反発。そして、先生が「学ぶ心を持っているなら、特待生でもやっていける」と太鼓判を押し、晴れて特待生昇格を告げられると、向井は「うれしいっ!」と大喜びだった。

「いやっはー! うれしー!」名人・中田喜子が3連続昇格の快進撃

特待生昇格試験には特待生4級のA.B.C-Z 河合郁人、名人4段の中田喜子が登場。河合は「夜更かしの林檎や祖母と七並べ」で惜しくも"現状維持"。そして、2回連続で昇格している絶好調の中田は、浜田から「今日もドンっと上がっていただきましょう」と背中を押されると、ダブルピースで「ですね!」。

<1ランク昇格 名人4段 → 5段>
虫の闇ジョーカーの影動きをり
            中田喜子

「トランプゲームが終わって部屋の明かりを消すと、虫の音が鮮明に聞こえてくるんですよ。すると、ふと何か動いた気配がして、ひょっとしてジョーカー? っていう句を作ってみました」

見事に1ランク昇格が告げられると、中田は「いやっはー! うれしー!」と大はしゃぎ。

夏井先生は「とても丁寧に構成されています。"虫の闇"が季語ですが、静けさと共に虫の音も聞こえてきます。"ジョーカーの影"で心の不安とかおののきを象徴しているのかもしれない。こう展開すると下五をどう着地させるか難しい。それを"動きをり"と言い切ることで、"ジョーカーの影"という比喩的な象徴が読み手の心の中に入ってくる」と解説。

さらに、「ここで終わることで、 "虫の闇"にもう1回目を凝らすような働きもします。再び季語を生かす。名人はこれができるようになるんですね!」と褒めちぎると、中田は手を握りしめて「うれしいです!」と感激していた。

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次回の俳句査定のお題は・・・

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