アイドルや舞台俳優、漫画にアニメ、服、化粧品など、夢中になれる対象がある人をいわゆる「◯◯オタク」と呼びます。オタクに対する社会的な認知や価値観が変わっていく中で、30代や40代以降でも、このようなオタク活動にお金と時間を費やす人も珍しくなくなってきました。中には、お金を稼ぐ理由が、オタク活動に投資するためという人もいます。

オタク趣味を持つ人は、好きなことにお金を投資しながらも、将来に備えたお金もきちんと貯金しておきたいところです。そこで今回は、オタク活動を楽しみながらも、貯金をするためのコツをご紹介します。

オタク活動しながも貯金する方法は?


オタクだからこそ節約と貯金が必要な理由

オタクの人は、趣味にかけるお金が多いので、貯金とは無縁と感じる人も多いかもしれません。しかし、これから先も趣味を楽しみながら安定した暮らしを送るためには、オタクの人にとっても貯金は重要なものです。

まずは、オタク趣味を持つことの強みと弱みを踏まえて、貯金の必要性について考えてみましょう。

○かさみがちな趣味の支出をどうカバーする?

オタクの人は、いわゆる「推し」のライブやイベントに参加したり、観劇したり、好きなブランドの服や化粧品を買ったり、好きな作品のグッズを買ったりと、とにかく趣味・娯楽にお金を使います。時には地方のライブへ遠征するため、もしくは好きな作品の聖地巡礼に行くため、さらには海外に新作や限定商品を買いに行くために、交通費や宿泊費がかかることもあるでしょう。

貯金をするとなると、第一に「趣味・娯楽費」を削るというアドバイスはよくありますが、オタクの人にとってこの項目の出費を減らすことは、生きがいを奪うことであり、とても難しいものです。趣味・娯楽費を確保した上で、貯金する方法を考える必要があります。

○オタクの人の強みと弱み

オタクの人は夢中になれる趣味を通して、幸せな時間や生きがいなどを得ています。中には、働いてお金を稼ぐ意義を趣味に見いだしている人もいるでしょう。お金はかかっても、ほかには代えがたい幸福感や充実感を得るために、趣味へのお金をやりくりしている点がオタクの人の強みです。

一方で、オタクの人は趣味に対しての浪費が激しいというデメリットがあります。収入のほとんどを生活費とオタク活動につぎ込み、貯金ができない人もいるでしょう。

しかし、万が一自分や家族が病気やケガをして大金が必要となったときや、安心して老後を暮らすために、貯金は欠かせないものです。万が一の際のお金がないと、大事な趣味さえも削らなくてはいけなくなるかもしれません。安定した将来と、楽しい趣味の時間を守るためにも、節約と貯金は必須といえるでしょう。

オタク向けの貯金術・貯蓄術

ここからは、貯金が苦手なオタク趣味を持つ人におすすめの、お金を貯めるテクニックをご紹介します。

○「価値の上がるグッズ」を見極めて保有する

熱狂的なファンがつくアイドルや舞台俳優、漫画にアニメなどのグッズの中には、時間が経つにつれて“プレ値(プレミアム価格 : 需要が共有量を超過し、通常の価格よりも値段が上回る状態)”が付くこともあります。

そうしたグッズを手に入れ、手元で大事にしておき、いざというときに手放す――というのも、ひとつのテクニックだと言えます。

○「先取り貯金」と「つもり貯金」を組み合わせる

「毎月◯万円は貯蓄に回そう」と決めていても、趣味に使うお金を確保したいとなると、なかなかな貯金が難しいという人もいるのではないでしょうか。いつも確保する趣味のお金とは別で、収入が入った時点で給料から天引きする「先取り貯金」をしておくと、残りのお金から趣味に使う費用と生活費をやりくりすることができます。

それも難しい人は、何かをしたつもりになった分のお金を貯める、「つもり貯金」がおすすめです。例えば、家でライブDVDの鑑賞をしたら、そのライブに行ったつもりでチケット代を貯金に回してみてはいかがでしょうか。

○毎日コツコツ貯めるなら貯金箱

小銭貯金は、一度の金額が小さいですが、長く継続していけば、ばかにはできない金額になります。日々の買い物でお釣りとして出た小銭や、「1日◯円」と決めたお金を貯金箱に入れることもポイントです。

小銭だけでなく、「毎月3,000円」と決めた上で貯金すれば、1年間で3万6,000円を貯めることができます。

○銀行口座を用途別に分ける

生活費と貯金とオタク活動専用の口座を分ける方法もあります。それぞれの口座内だけでやりくりするようにすれば、生活費と貯金とオタク活動資金を確保することにもつながります。

○自動積立定期預金を利用

「いつでも引き出せる場所にお金を貯めていると、つい使ってしまう」「貯金の意志が弱い」という人は、強制的に貯金できる「自動積立定期預金」や「財形貯蓄制度」「確定拠出年金」などを活用する手もあります。

毎月の収入から自動的にお金を貯蓄に回し、引き出すためにも手続きが必要となるため、つい貯金に手を出して使ってしまうというリスクを減らすことができるでしょう。

○日々の小さなご褒美ではなく、趣味に回せる大きなお金を貯める

節約や貯金の最大の敵ともいえる「衝動買い」。つい、自分へのご褒美にと、予定外の出費をしてしまった経験はないでしょうか。

こうした衝動買いは、趣味にお金を使いたい人にとっては特に注意したいものです。

急に欲しい物ができて衝動買いしそうなときは、一度立ち止まり、本当に今必要なものかどうか時間を置いて考えてみましょう。すぐには買わず、1週間ほど我慢してみて、それでも欲しいかどうかで判断する方法もおすすめです。

オタク活動と貯金の両立を目指そう

節約や貯金には我慢は付き物ですが、少しでもストレスなく貯金を継続するためには、「ここで我慢すれば、趣味に回せるお金が増える」「将来の生活が安心できる」ということを忘れずに、オタク活動と貯金を両立させることがポイントになります。

貯金に慣れていない人は、まずは毎月の収支を把握した上で、少しずつ節約と貯金の習慣をつけていきましょう。