<日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 初日◇10日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇6640ヤード・パー72>
先週の「ゴルフ5レディス」でツアー2勝目を挙げた小祝さくらが、メジャー大会でも上位争いに食い込んできそうだ。風の影響も少なかった午前組で回った初日を終え、4アンダーの5位タイと好発進。「後半はショットがよくなかった」とピンチも切り抜けながら、ボギーフリーでラウンドを終えた。
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10番スタートの前半から3つのバーディを奪うと、折り返し直後の1番でも6mを沈めスコアを伸ばすなど、いい流れを作った。しかしその後は「ティショットをラフやバンカーに入れてしまったり…」と、ショットに乱れが生じる。小祝にとっては安定のゴルフ、というよりも、「ナイスパー」に救われた1日という印象が残る大会初日だった。
終盤の8番パー3では、ショットが右奥のカラーに着弾。ピンまで15mの位置でパターを握ったが、これが3mもオーバーした。しかし、これをなんとか沈めてパーセーブ。最近の好調の要因を「もともと2〜3mのパーパットが入らないことが多かったけど、それが決まってくれます」と話すが、まさにその通りのプレーでスコアロスを防いだ。
初日の目標を「4アンダー」に設定しスタートしたが、これもクリア。後半から吹き始めた風にも対応していった。早朝は雨予報が出ている明日は、午前11時40分と昼前のスタートとなり風がさらに大きな影響を及ぼす可能性もある。「風があるなかで、いいプレーができたら」と、それも覚悟し2日目のラウンドに臨む。
これまではメジャータイトルに対して、執念を燃やすこともなかったが、今大会の開幕前には「それを意識して頑張ろうかなって、今思いました」と“心変わり”も口にしていた。しかし、いざ大会が始まると「このあいだしっかり頑張ろうと言ったけど忘れていました。明日からは、しっかりやっていきたいですね」。こんな“天然発言”も飛び出したが、そのまま自分のペースで一歩一歩進んでいくのも悪くない。(文・間宮輝憲)
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