サガン鳥栖FW小屋松知哉が持ち前のスピードを発揮し今季初ゴール【写真:Getty Images】

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鳥栖FW小屋松が自陣でこぼれ球を拾って独走、追走する相手を振り切る驚異のスピード

 J1サガン鳥栖は、5日にホームで行われたリーグ第14節で横浜FCに3-0で快勝し、約1カ月ぶりの公式戦で白星を挙げた。

 この一戦に先発したFW小屋松知哉が、後半41分に約70メートルをドリブルで独走して奪った今季初ゴールが反響を呼んでいる。

 Jリーグで初めて新型コロナウイルスのクラスターが発生した鳥栖は、8月8日の第9節鹿島アントラーズ戦(0-2)以降活動を自粛。この日が約1カ月ぶりの公式戦となった。本拠地の駅前不動産スタジアムに横浜FCを迎えた一戦、鳥栖は前半11分にFW金森健志が決めて幸先良く先制。後半36分に途中出場のFW林大地が追加点を奪って迎えた同41分だった。

 横浜FCの左CKの場面。キッカーの元日本代表MF中村俊輔の蹴ったボールがクリアされると、自陣ペナルティーエリアの外で小屋松がヘディングでコースを変えながら相手をかわしてドリブルを開始する。すぐにトップスピードに入ると、追走する相手を振り切りながら敵陣へ侵入。独走状態でペナルティーエリアに差しかかると、相手GKの動きを見極めながら右足インサイドでゴールに流し込んだ。

 この衝撃的なスピードによる“1人カウンター”を、DAZN公式ツイッターは「速すぎる 小屋松知哉が走って走って大きな3点目!!」との一文を添えて動画を投稿。返信欄にはファンから「ナイスゴール!」「どんだけ速いねん!」「漫画で見たことある」「この時間帯で凄いダッシュ力!!」「ザ・スピードスター」など、様々な声が寄せられていた。

 京都橘高校時代に全国高校サッカー選手権でその名を轟かせた小屋松は、J1名古屋グランパス、J2京都サンガF.C.を経て今季から鳥栖に完全移籍。開幕から出場を続けるなかで、この「70m激走ドリブル弾」が加入後初ゴールとなった。持ち前のスピードを武器に、今後のさらなる活躍が期待される。(Football ZONE web編集部)