「亡霊と会話を…」 ペップが見せた試合中の“奇行”に英注目「あまりにショックを受けた」
マンCはアーセナルに0-2で敗戦 ペップはアルテタ監督との師弟対決に敗れることに
マンチェスター・シティは現地時間18日、FAカップ準決勝でアーセナルと対戦し、0-2で敗れた。
“ペップ”ことジョゼップ・グアルディオラ監督にとってはミケル・アルテタ監督との師弟対決に敗れる格好となったが、英メディアはペップの“奇行”に「亡霊と会話をしているように見えた」と注目している。
ペップは長年にわたりアルテタ監督を右腕としてアシスタントコーチに据えていたが、今季途中からアーセナルに就任したことで、別々の道を歩むことになった。相棒を失ったこともあり、シティは今季シーズン通してパフォーマンスが安定せず、優勝したリバプールに大きく水をあけられてプレミア3連覇を逃していた。
無冠は避けたいペップにとってFA杯は手中に収めたいタイトルだったが、立ちはだかったのがアルテタ監督だった。シティのお株を奪うような華麗なパスワークで試合の主導権を握られ、0-2の完敗を喫した。ペップからすれば、負けられない師弟対決で後塵を拝することになったが、試合中の“あるワンシーン”が話題を呼んでいる。
0-1のビハインドで迎えた後半2分、ベンチに腰掛けたペップはおもむろに隣の席に向かってジェスチャーを駆使して戦術を相談する素振りを示していた。しかし、隣の席には誰もおらず、カメラでは“いるはずもない誰か”と会話するような場面をアップで取り上げられていた。
英放送局「BTスポーツ」は公式インスタグラムで「ペップがアルテタの亡霊と会話をしているように見えた」と文章を添えて動画を公開。英紙「ザ・サン」は「アーセナルの驚くべきパフォーマンスにより、あまりにショックを受けたことで空席と話し始めた」と見出しを打って注目している。
実際はベンチの2段後ろにアシスタントコーチのロドルフォ・ボレル氏が座っていたため、ボレル氏に向けたジェスチャーだったことが予想される。しかし、完敗という結果に終わったこともあり、今季途中まで隣に座っていたアルテタ監督の不在を痛感していたかもしれない。(Football ZONE web編集部)