[ロンドン 10日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)のデータによると、今週、中国関連ファンドに61億ドルの資金が流入した。これは2015年7月以来の水準で、過去2番目の規模だった。

中国の景気回復期待や市場改革、個人投資家の買い意欲を背景に、上海・深セン市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数<.CSI300>は、2015年の高値以来の水準まで上昇している。

このため市場では、2015─16年の中国株バブル崩壊の再来を懸念する声も聞かれる。この時、上海総合指数<.SSEC>は、数週間のうちに最高値から40%超下落した。

OANDAのシニア市場アナリスト、クレイグ・アーラム氏は株式市場がこれほど上昇するのは初めてではないとし、上昇局面は通常軟着陸で終わらないと指摘した。

「(株式市場への)参加を促す取り組みが続けられて資金の流入が続かなければ驚きだ。投資家はこのような上昇を見逃したくないため、危険な状態になる」と警戒感を示した。

今週はこのほか、短期金融商品ファンドに294億ドル、債券ファンドに178億ドル、株式ファンドに62億ドル、金のファンドに24億ドルが、それぞれ流入した。

またクロス・アセットのセンチメントは「極めて弱気」から急速に回復してきているという。

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